非表示のクチコミや不適切なクチコミ削除に関するトラブルシューティング
GoogleのコミュニティマネージャーであるAlistair D.は、Google Business Profilesのヘルプコミュニティにクチコミに関するトラブルシューティングとFAQに関する記載を投稿しました。
ここでは、クチコミが表示されない理由、Googleへの申し立て方法と不適切なクチコミの削除方法が詳しい手順とともに紹介されています。
Reviews Troubleshooting & FAQs:
https://support.google.com/business/community-guide/282328099?hl=ja
クチコミが表示されない、またはGoogleにより削除される理由として、スパム、内容が不適切であるなど、ガイドラインに違反していることが挙げられています。
ガイドライン違反がない、または分からない場合は、サポートへの問い合わせを行います。
その際には、削除されたクチコミのスクリーンショットを追加するなど、なるべく詳細な情報を伝えることでスムーズに処理できます。
不適切なレビューを報告するためには、「Google ビジネス プロフィールのクチコミの管理」のページから行うことができます。
Google ビジネス プロフィールのクチコミの管理:
https://support.google.com/business/workflow/9945796
参照:https://www.seroundtable.com/google-reviews-troubleshooting-faqs-37648.html
【米国】Google広告がモバイル検索ローカルファインダーへの表示を開始
Google広告は、モバイル版Google検索のローカルファインダーへの広告表示を開始しました。
ローカルファインダーとは、ローカルパックの下にある、「さらに表示」をクリックすると展開される店舗リストのことです。
先月の記事で、Google広告がGoogleマップへの表示を開始することはお伝えしましたが、また新たな表示が確認されました。
これは米国のデジタルマーケティング担当者により確認されたもので、実際に複数人の環境でも表示が確認されているようです。
今回報告された内容によれば、この新機能のドロップダウンをクリックすると、すぐに広告が2件から8件に拡大され、これとは別に、PPC広告(クリック報酬型広告)もページの半分くらいの割合で繰り返し表示されているようです。
これが果たしてユーザーのためになっているのかは疑問だと、この担当者は併せて述べています。
参照:https://www.seroundtable.com/google-local-service-ads-in-local-business-finder-37653.html
Googleマップでナビ中にポップアップ広告が表示される事例が報告、Googleは否定
米国のマーケティング担当者がGoogleマップのルート案内を使って運転していると、突然「経由地を追加」というポップアップ広告が表示されたそうです。
彼によると、ナビモードで運転中、ガソリンスタンドを通過した後に突然、コンビニエンスストアの広告がポップアップ表示されたとのことです。コンビニや食べ物に関しては何も入力や検索をしていないそうです。
この投稿がXにされた後、複数のメディアが反応し、驚きとともに記事にしました。
これに対し、Google公式の担当者は自身のXで「このようなポップアップ広告が突然表示されることはない」と正式に否定しています。
「ルート案内の広告ピンは以前からあったが、広告はタップされた場合にのみ拡大表示され、しばらくすると自動的に消えます。ドライバーの気が散らないように配慮されています。恐らくユーザーが間違えてタップしたか、何らかの不具合によるものです」
という内容の声明を数回にわたって投稿しています。
※マップの広告表示の例。各アイコンをタップすると広告が表示される仕様になっている。
参照:https://www.seroundtable.com/google-maps-add-stop-ads-37683.html
Googleマップ ヘルプページに消費者向けの注意喚起文書を追加
Googleビジネスプロフィールのヘルプページに「消費者アラート」という新しいドキュメントが追加され、プロフィールを閲覧する消費者向けに、違反やスパムに関する注意喚起をしています。
消費者アラート:
https://support.google.com/contributionpolicy/answer/15178562?hl=ja&sjid=12440234611593083528-AP
ドキュメントには、不審なレビューやアクティビティ、ポリシー違反が確認された場合、Googleが以下の処置を取る場合があると記載されています。
①バナー: 不審なクチコミが削除されたことを知らせるバナーがビジネスのページに表示されます。
②クチコミ投稿の制限: 一定期間、その場所に関するクチコミや評価を投稿できなくなります。
③クチコミの非表示: 一定期間、そのビジネスへのクチコミが非表示になります。
先月の記事で、「虚偽のエンゲージメント」に関するポリシーが更新されたことをお知らせしました。
この文書では、実体験を伴わないクチコミの投稿(いわゆるサクラ行為など)、報酬を提供してクチコミを募る行為、競合他社を故意的に妨害する行為などを禁止する内容が記載されています。
そして、今回はユーザー側のポリシー違反への対応に関する文書が更新されました。
Googleは、Googleマップの偽クチコミの削除とアカウントの取り締まりを継続的に行っており、こういったGoogleの姿勢がGoogleマップのポリシーにも反映されているものと思われます。
Google公式記事:”How machine learning keeps contributed content helpful”
https://blog.google/products/maps/how-machine-learning-keeps-contributed-content-helpful
参照:https://www.seroundtable.com/google-business-profiles-consumer-alerts-37709.html
Googleが予約ボタンを勝手に追加することに関して困惑の声 不満も
米国で運用されている予約サービスThumbtackが、Googleビジネスプロフィールに予約ボタンを追加し、ビジネスオーナーの確認を取らずに自動的に連携設定していると報告されています。
ビジネスオーナーの希望により解除することは可能ですが、そもそも、自分でこのような設定をしていないのに、なぜ勝手に連携されているのか、困惑と不満の声が噴出しています。
ビジネスオーナーが不満を感じる理由は大きく2つあります。
一つめは有料であること。Googleから予約が入った場合はプロバイダから手数料を請求されます。
二つめは解除する際にプロバイダへの解除申請が必要だということ。Googleビジネスプロフィールの管理画面から直接操作ができず、プロバイダの画面から解除申請が必要です。
日本語環境でも同様の仕様となっており、ぐるなびや一休などのプロバイダで自動的に連携設定が行われています。自動連携が行われるのは有料会員のみのようです。
ユーザーにとっては便利な機能でもあり、予約数が見込めるメリットがある一方、「勝手に連携され、予約が入れば手数料を請求される」わけですから、お店のオーナーによってはありがた迷惑に感じる方もいるかと思います。
現状の仕様では、「勝手に連携されて通知はされず、解除するには各プロバイダへの申請が必要」となります。
最適な状態にするために、定期的にプロフィールの確認を行い、必要に応じて申請を行う必要がありそうです。
参照:https://www.seroundtable.com/thumbtack-book-links-in-google-business-profiles-37711.html
Googleマップ 新規チャットのサポート終了
Googleビジネスプロフィールは、7月15日をもって新規チャットのサポートを終了しました。
7月31日をもって、Googleマップおよびビジネスプロフィールのチャット機能が終了することは、5月の記事でお伝えしたとおりですが、それに先だって段階的に機能を縮小しているものです。
Googleの公式ヘルプドキュメント:
https://support.google.com/business/answer/14919062?hl=ja
日本語環境での状況を確認しましたが、Googleマップアプリでは、モバイル、PCともにチャットのメニューがなくなっていました。
唯一、モバイルGoogle検索では、メニューが残っており、一応まだメッセージ送信ができるようでした。ですがこれも段階的に終了するかと思います。
Googleマップのチャットに代わる機能として、WhatsAppとSMSのリンクをプロフィールに追加できる機能が一部地域で運用開始していますが、日本では開始していません。
参照:https://www.seroundtable.com/google-search-chat-37733.html
ローカルパネルに、写真から商品を探せる機能をテスト
Googleは、一部のローカルパネルに”Search Products With Camera.(写真で商品を探す)”というボタンを表示するテストを行っています。
これは、Googleレンズおよび新しいマルチ検索機能と関連しているようです。
Googleはこの数年間でモバイルでのカメラ検索機能の向上を進めており、Googleレンズの推進をはじめ、今年に入ってからは、Circle to Search(かこって検索)のリリースや、マルチ検索機能のアップデートを発表しました。
参照:https://www.seroundtable.com/google-local-search-products-with-camera-37740.html
Google広告に予算設定機能を追加
Googleは、ローカルサービス広告の機能に新しい機能を追加し、一部のアカウントで月間の広告費の上限を設定できるようになりました。
ローカルサービス広告は、ユーザーがある地点や時間にお店を検索した時に、広告主の情報が検索結果の上部に表示されます。
参照:https://www.seroundtable.com/google-local-service-ads-budget-options-37775.html
Google広告に電話番号を表示
Googleローカルサービス広告では、広告の上にマウスカーソルが置かれたときに、そのビジネスの電話番号が表示されるようになりました。
最初の表示では電話番号は非表示でしたが、カーソルを広告の上に移動すると、広告の欄が広がり、電話番号が表示されます。
参照:https://www.seroundtable.com/google-local-service-ads-phone-number-hover-37780.html
Googleマップからオンライン予約のアクションボタンに「電話する」メニューを新たに表示
GoogleはGoogleマップのオンライン予約時のCTA(Call to Action)メニューに新しく「電話する」を追加するテストを行っているようです。
Googleビジネスプロフィール 写真からメニューを生成する機能を開始
Googleビジネスプロフィールに新しいAI機能が追加されました。
主に飲食店で利用できるメニュー作成機能ですが、メニューが掲載された写真をアップロードすると生成AIがメニューを作成します。
現在この機能は一部の地域と環境で試用期間中とのことで、日本語環境での実装は確認できませんでした。
Googleのヘルプページにも新機能について、現在試用運転中であると記載されています。
Googleビジネスプロフィールヘルプ:「メニュー エディタについて」
この他にも、利用するためには「生成AIの追加利用規約」に同意する必要があることについても言及されています。
機能については、「鮮明な写真をアップロードする必要があること」「写真は1枚のみに対応可能」ということです。
「生成AIの追加利用規約」について調べたところ、今年5月22日にGoogleの利用規約が更新されており、生成AIに関する内容も更新されたようです。
そこには生成AIに関する禁止事項が記載されており、生成AIを犯罪行為に利用すること、人間が作成したオリジナルコンテンツと偽ること、医療や金融などの専門分野において誤解を招く発信をすることなどを禁止しています。
同意する場合は手続きは特に必要なく、同意できない場合はGoogleの利用を停止する旨が記載されています。
Googleポリシーと規約:
https://policies.google.com/terms
参照:https://www.seroundtable.com/google-business-profiles-menu-photo-upload-37802.html