【2024年8月】Googleビジネスプロフィールアップデート情報

目次

Googleローカルナレッジパネルの新たな表示をテスト

GoogleはGoogle検索のローカルナレッジパネルの新たな表示方法を導入したようです。

検索結果の最上部に、写真のカルーセル表示、クチコミ、地図、天気などの情報が表示されています。

このような表示は数年前から確認できていましたが、今回はローカル版のナレッジパネルで展開されています。

日本語の環境でも同様の表示が確認できました。

この他にもいろいろな地名や施設名で検索してみましたが、「新宿御苑」や「上野動物園」、「東京ディズニーランド」などの施設名検索での表示が確認できています。

一方「六本木ヒルズ」や「ららぽーと」などの商業施設名では表示されませんでした。

公共性や知名度などで表示されるのかもしれませんが、明確な基準は不明です。

参照:https://www.seroundtable.com/google-local-knowledge-panel-interactive-card-layout-37837.html

Googleビジネスプロフィール内「See Also」で競合他社を表示

Googleはビジネスプロフィール内に「See also(参照、他の人はこちらも検索)」というメニューで関連ビジネスをカルーセル表示するテストを行っているようです。

さらに、下のキャプチャされた画面を見ると、ビジネス名を直接検索した結果の画面に関連店舗が表示されていることが分かります。

つまり、名指しでビジネス名を指定した画面に競合他社の情報が掲載されているのです。

このように、近隣の競合他社が特定のビジネスプロフィール上に掲載されることは、今年3月にも確認され、記事に掲載しています。

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もし、そのビジネスオーナーが広告料を支払っている場合、事実上、競合他社の販促に料金を支払っているという状況にもなり得るので、不満を持つオーナーもいるでしょう。

参照:https://www.seroundtable.com/google-business-profiles-see-also-37849.html

Googleビジネスプロフィール通話履歴がパフォーマンスレポートから消失

Googleビジネスプロフィールのパフォーマンスレポートから「通話」のタブがなくなったという報告が複数されています。

これは、Google検索またはGoogleマップからユーザーが通話発信をしたデータが表示されるものです。

これは、かねてよりGoogleから通達があった、通話履歴とメッセージ機能が終了したことと連動しているものと思います。

実際に、ビジネスプロフィールのメッセージ機能は7月31日をもって終了しています。

この状況が確認された後、MEO担当者がGoogleに問い合わせをしたところ、実際にはバグだったそうで、後に「通話」のタブは再度表示されたそうです。

もともと、通話履歴レポートは米国のみで運用されていた機能で、実際の画面や使用方法は分かりませんが、何らかの理由で関連する機能に影響が出たものと予想されます。

参照:https://www.seroundtable.com/google-business-profiles-performance-report-call-data-gone-37862.html

【海外】ホテルのプロフィールの乗っ取り被害が報告

インドネシアとUAEで、Googleビジネスプロフィールの乗っ取り被害が多数報告されています。

被害が発生しているのはホテル業界で、スパム業者がプロフィールを乗っ取り、ホテルを「永久休業」と表示したり、電話番号をWhatsAppを変えたりしているようです。

※編集されたプロフィール。ビジネス名が「Permanently closed(永久休業)」に変更されています。かなり悪質です。

電話番号を書き換えられる例では、書き換えられたWhatsApp番号で検索すると別のホテルのリストが表示されるそうです。

ビジネスを「閉業」とマークするスパム業者は10年前から存在しましたが、このような攻撃は新しいもので、警戒が必要だと言えます。

被害の規模は不明ですが、これはビジネスにとって致命的な攻撃です。

今回は海外の事例ですが、このように悪意のある編集をされることもあれば、Googleやユーザーにより編集が加えられることがあります。

オーナーの意図しない内容に書き換えられてしまうこともあります。

プロフィールを監視する頻度を上げる、オーナー確認をして乗っ取りを防止するなど、ご自身のプロフィールを守る対策が重要だといえます。

参照:https://www.seroundtable.com/google-hotel-listings-hijacked-37891.html

Google検索ローカルパックの操作性が向上

Googleは、Google検索結果(PC)のローカルパックの画面表示を更新したようです。

新しい画面では、ユーザーの操作に合わせて画面が動的に変化する仕様となっています。

ローカルパックの検索結果からいずれかのビジネスをクリックすると、リスティングの後ろに地図が表示されます。そして、その地図の横にビジネスの詳細が現れます。

日本語の環境でも類似した表示が確認できました。

通常のローカルパックと、ローカルABCパックでこのような動的な画面が確認でき、

主に飲食店などの検索で表示されるローカルスナックパックでは確認できませんでした。

参照:https://www.seroundtable.com/google-local-pack-ux-update-37954.html

ビジネスプロフィールの異議申し立て審査が遅延中

8月24日の時点で、Googleビジネスプロフィールの異議申し立ての審査手続きに通常より長い日数がかかっていることが報告されています。

通常、審査には3~5日かかると言われていますが、現在7日以上、または15日以上かかっているという報告もあります。

Googleのヘルプコミュニティ内でも多数の問い合わせがありますが、コミュニティメンバーからの回答はいずれも、「多数の申請がありGoogle側の処理に時間がかかっている。Googleの対応を待つしかないです」との内容でした。

参照:https://www.seroundtable.com/google-business-profile-appeals-delayed-37967.html

検索のナレッジパネルでの新しい表示をテスト中

Google検索のナレッジパネルで新たな表示がテストされているようです。

これは日本で確認されたもので、Google検索で表示されるナレッジパネル内の地図をクリックすると、従来はGoogleマップの画面に移動していたのが、同じ画面の中で地図が拡大します。

拡大地図上から近隣施設の情報を確認することもできます。

参照:https://www.seroundtable.com/google-local-panel-maps-expands-search-37968.html

ローカルサービス広告のレビューリンクを廃止し、ビジネスプロフィールへ移行

Googleは、ローカルサービス広告のユーザーレビューのリンクを廃止し、今後はGoogleビジネスプロフィールのリンクに移行するとの通知を出しました。

通知は、ローカルサービス広告内のレビューセクションにあります。

Google広告のページには以下の内容が記載されています。

「従来のユーザーレビューリンクは2024年7月8日までに無効になります。今後はレビュー収集をビジネスプロフィールに移行するため、レビューを集めるには、認証ページにあるビジネスプロフィールのリンクを使用してください」

これまで、ローカルサービス広告のレビューには偽レビュー問題が存在しており、レビューが乗っ取られるなどのバグも発生していました。

Googleは広告の掲載に条件を設けたり、レビューを報告する機能を追加したりする対策を講じてきましたが、最終的にはレビューの受け取り窓口を統合することにしました。

参照:https://www.seroundtable.com/google-local-service-ads-review-link-expiring-37981.html

ビジネスプロフィールとローカルサービス広告の予約機能を統合

Googleは、ビジネスプロフィールとローカルサービス広告の予約機能の統一を開始すると、一部のローカルビジネスオーナーに通知を送りました。

Googleはその目的として、 「よりシームレスな顧客体験を生むため 」だと説明しています。

一部のプロバイダーは今後数週間で移行し、他のプロバイダーはまだスケジュールが決まっておらず、移行に数か月かかる見込みとのことです。

統合するメリットとして、Googleは以下の点を説明しています。

①予約管理の簡素化

全ての予約はビジネスプロフィールにリンクされている共通の予約プロバイダを経由して処理されるため、予約の一元管理ができ、店舗オーナー側の手間が減ります。

②予約機会の増加

これまでビジネスプロフィールの予約のみを利用していた広告主はGoogle広告の予約を自動的に利用できるようになり、より多くの顧客にアプローチできるようになります。

③ユーザビリティの向上

プラットフォーム間で同じ予約プロバイダを利用するので、予約のきっかけに関係なく、ユーザーはスムーズな予約プロセスを行うことができます。

現状のステータスごとに少し具体的に説明すると、

①すでにGoogle広告で予約機能を使用している場合

変更の必要はなく、これまでと同じように予約を管理することができます。タイムスロットによる従来の予約機能は、Googleビジネスプロフィールの予約機能に置き換えられます。

②予約はビジネスプロフィール経由に統合

Service TitanまたはJobberを使用している場合、Google広告からの予約は2週間後に自動的に有効になります。必要に応じて管理画面の設定でオプトアウトすることができます。

③予約パートナーが異なる場合

Google広告とビジネスプロフィールで異なる予約パートナーを利用している場合は、ビジネスプロフィールの予約パートナーに移行します。

参照:https://www.seroundtable.com/google-unifying-booking-business-profiles-local-services-ads-37982.html

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