2024年10月のGoogleビジネスプロフィールとGoogleマップ関連のアップデート情報をお伝えします!
<ビジネスプロフィール管理者向け情報>
【Google広告・海外】弁護士の顔写真なしで広告を表示するテスト
Google広告では現在、弁護士事務所の広告を、弁護士本人の顔写真なしで表示するテストを行っているようです。
顔写真の代わりにビジネスプロフィールの写真や事務所内の写真が表示されるようです。
Googleローカル広告については先月、写真の掲載に関するアップデートが通知されています。
Google広告の管理画面にビジネスの写真をアップロードすることを推奨しており、ここにアップされた画像を広告表示に使用すること、高画質で関連性の高い写真を使用することで広告の効果が向上すると記載しています。
※このアップデートは、アメリカとカナダ地域を対象としています。
参照記事:https://www.seroundtable.com/google-local-services-ads-without-attorney-photos-38165.html
【ビジネスプロフィール】レストランメニューの機能アップデート、ドラッグ&ドロップで並べ替え可能に
Googleビジネスプロフィールの飲食店カテゴリに搭載されているメニュー機能がアップデートし、項目の並べ替えが簡単にできるようになりました。
項目の左側にある6つのポチ(サイコロの6の目のようなマーク)をドラッグ&ドロップすると好きな場所に移動することができます。
メニュー編集にかかる時間が大幅に削減でき、嬉しいアップデートです。
参照記事:https://www.seroundtable.com/google-reorder-restaurant-menu-items-38200.html
【Google広告・海外】広告主アカウントに対し、ビジネスプロフィールの取得を義務付
Googleは、ローカル広告を利用する広告主に対して、Googleビジネスプロフィールのアカウント取得を義務付けることを通知しました。
11月21日までにビジネスプロフィールのアカウント取得が必要だとしています。
専門家による注意点として下記の点が挙げられています。
・期日までにアカウント未取得の場合は広告表示の停止
・広告アカウントの情報とビジネスプロフィールの情報は一致している必要がある
・ビジネスプロフィールが停止中や未確認の場合は広告表示も停止される。
・既存のビジネスプロフィールがある場合は、そちらを使用する
このブログでも取り上げていますが、Googleは8月に、Google広告に対するレビューリンクをビジネスプロフィールに統合する通知を出しています。
この一連の対応は、スパム広告対策の一環だと思われます。
また、アカウントの連携が完了すると、新規のクチコミは広告のアカウントではなく、ビジネスプロフィールのアカウントで管理されるということです。
2025年から、既存のクチコミもビジネスプロフィールでの管理に移行するそうです。
参照記事:https://www.seroundtable.com/google-local-service-ads-requires-business-profile-38221.html
【ビジネスプロフィール】投稿したクチコミの編集&削除リンクを追加
Googleビジネスプロフィールのクチコミ内に、「編集」と「削除」のボタンが追加され、投稿者が簡単に自分のクチコミを編集できるようになっています。
日本語環境でも表示が確認できました。
Googleアカウントにログインした状態でお店の検索ナレッジパネルからクチコミ一覧を開くと自分の投稿したクチコミが一番上に表示され、ここから直接編集できるボタンが追加されていました。
参照記事:https://www.seroundtable.com/google-adds-edit-delete-buttons-to-reviews-38189.html
【ビジネスプロフィール・海外】Googleビジネスプロフィールから医療保険の項目を削除
Googleは、医療機関や病院のビジネスプロフィールから、「健康保険の取り扱い情報」の項目を削除したようです。
元々、この項目は2021年の12月に追加され、利用できる健康保険を事前に確認することができました。
※以前の設定画面
医療保険制度の複雑さや情報更新の難しさから、削除されたものと思われます。
※この記事内容は米国で確認されたものとなります。日本では、公的医療保険への加入が義務付けられているので、この項目はもともと実装されていません。
参照記事:https://www.seroundtable.com/google-business-profiles-dropping-health-insurance-accepted-38238.html
【Google広告・海外】Google広告に競合の見積をリクエストする機能を実装か
Googleは、ローカルサービス広告(LSA)に「競合見積もりをリクエスト」ボタンを追加し、ユーザーが特定のビジネスを選んだ後に他の競合から見積もりを取得できるようにしています。
これにより、ユーザーが特定の業者を選んだ後でも、他の業者からの競争的な見積もりを得ることができます。この機能はまだテスト段階で、実際に導入されるかどうか、広告主への課金方法については不明な点が多いです。
実際の画面では、見積を請求したいビジネスを選択したのち、必要事項を入力すると、複数のビジネスへの見積依頼を一括送信できます。
これまでもGoogleは、競合他社に一括でメッセージを送れる機能をテストしたり、他社情報の表示を積極的に行ってきました。
この機能は現在テスト段階で正式にリリースされていないようです。
広告主への課金方法については、見積依頼を受けた全ての業者に課金されるのかなど、その課金の仕組みについて多くの疑問が残されています。
参照記事:https://www.seroundtable.com/google-local-service-ads-request-competitive-quotes-38266.html
ビジネスプロフィール「商品」内に在庫情報を回答できる機能が搭載
Googleビジネスプロフィールの「商品」メニュー内に、在庫の有無を回答する新機能が導入されています。
回答を登録することにより、ユーザーが商品を検索した際に、取り扱いのある店として表示されやすくなる可能性があるようです。
もともと、商品メニューは全ての業種に搭載されているわけではなく、小売業やサービス業で利用できます。
今回の在庫に関する情報は、その中でも「物理的な商品を販売している小売業者」に限定されているようです。
参照記事:https://www.seroundtable.com/google-answer-questions-about-your-inventory-38310.html
<ユーザー向け Googleマップ新機能情報>
Google検索の地図表示に新たな機能をテスト導入
Googleは現在、Google検索画面での動的な地図機能をテストしています。
この機能では、ロケーションカルーセルをスクロールすると地図が自動的に更新されます。カルーセル内には、近隣情報、観光スポット、交通情報などのコンテンツが含まれており、これらをスクロールすると、それに合わせて上の地図表示が切り替わります。
参照記事:https://www.seroundtable.com/google-search-location-carousel-map-scroll-38104.html
Google検索に新たな関連情報を表示
Googleは現在、「Most Mentioned Places(最も取り上げられた場所)」という新しい検索カルーセルの表示をテストしています。
この機能は、ユーザーが商品などを検索した際に、その商品を扱っている近隣の小売店などを表示します。ローカルパックのすぐ下に表示され、プロフィールの写真と評点とクチコミ数が表示されており、クリックすると通常のそのビジネスのプロフィールに移動します。
参照記事:https://www.seroundtable.com/google-search-most-mentioned-places-38186.html
ローカルパックの地図に「マップで開く」ボタンが追加
Googleは、ローカルパックの地図内に「Googleマップで開く」ボタンを追加するテストを行っています。このボタンを押すと、検索した情報がGoogleマップアプリで表示されます。
ユーザーにとって便利で視覚的に分かりやすい機能ですが、現時点では一部の地域でのみ確認されていて、今後他の地域でも利用できるようになるかは不明です。
参照記事:https://www.seroundtable.com/google-local-pack-map-tests-open-in-maps-button-37327.html
Google検索スニペットに近隣店舗情報を表示
Googleは、検索結果のスニペット部分に新たな表示を導入しています。
通常のスニペットの下の部分に、「Shop Nearby(近くのお店)」と表示され、クリックすると、このお店のGoogleビジネスプロフィールが表示される仕組みです。
同様の機能はこれまでにも確認されており、現在地からお店までの距離や現在営業中かどうかなどが表示されてきました。
参照記事:https://www.seroundtable.com/google-search-snippet-with-shop-nearby-38279.html
ビジネスプロフィールの画像カルーセル内にユーザーのクチコミを表示
Googleは、一部ビジネスプロフィール内で、画像カルーセル内にユーザーからのクチコミを表示する新機能をテストしています。これにより、ビジネスのスライド写真を閲覧すると、同時にユーザーから投稿されたクチコミのハイライトがテキスト表示されるようになります。
日本語環境での表示も確認できました。
この新機能については、今後広く実装されるのか、掲載されるクチコミの内容、どのように選ばれて表示されるのかなど、不明な点が多いです。
ここ最近のアップデートでは、偽レビューに対する対策強化をはじめ、ユーザーのクチコミに関するものが多くありました。今回のアップデートからも、Googleがいかにユーザーからのクチコミを重要視しているかが分かります。
参照記事:https://www.seroundtable.com/google-business-profiles-reviews-within-photo-carousels-38303.html
【海外】ローカル検索結果から比較サイトの情報を参照できる新機能
Googleはローカル検索内で、外部の比較サイトの情報を参照できる新機能を導入しているようです。ヨーロッパの一部の地域と、今回アメリカでも表示が確認されました。
検索結果画面に、「All Places」の隣に、「Compare now」という表示が現れ、外部の比較サイトが一覧表示されています。この比較サイトは地域により様々な媒体の表示が確認されています。
日本語環境での表示はまだ確認できておらず、今後この機能がどのように展開されるのかは不明です。
現在のところ、このテストがどの範囲で実施されているのか、また正式に採用されるかどうかは明らかではありませんが、ユーザーが手早く情報を集めるのに役に立つ機能だといえるでしょう。
参照記事:https://www.seroundtable.com/google-local-places-compare-sites-interface-38309.html
【海外】ビジネスプロフィールに生成AIを活用した新機能
一部のGoogleビジネスプロフィール内に、「Learn something specific」という機能が追加されています。これは生成AIを活用したテスト機能のようで、テキストボックスに質問を入力すると、その場で生成AIによる回答が表示されます。
日本語環境での表示は現時点では確認できませんでした。今後この機能がどのように展開されるかは不明です。
参照記事:https://www.seroundtable.com/google-business-profiles-learn-something-specific-38299.html
【海外】検索カルーセルにメニューハイライトを表示
Google検索でレストランを検索すると、そのお店のメニューハイライトが検索結果の最上部に表示されることがあるようです。
「Menu highlights」として写真がカルーセル形式で表示され、写真をクリックするとそのメニューの他の写真や関連情報を見ることができます。
日本語環境での表示はまだ確認できておらず、今後の展開も不明ですが、実装されれば、メニューを登録したり、ユーザー投稿の写真を増やすことが有効な対策になりそうです。
参照記事:https://www.seroundtable.com/google-search-menu-highlights-carousel-38302.html