<ビジネスプロフィール管理者向け情報>
Googleビジネスプロフィールの「他の営業時間」に新しいカテゴリを追加
Googleビジネスプロフィール内の「他の営業時間」に新しいカテゴリが追加されました。
日本語環境でも、同時期に新しい項目を確認できています。
【旧画面】
【新画面】
新しく追加された項目は全て、「礼拝」や「ミサ」などの宗教的儀式の内容になっています。
同じ「礼拝」が3つあるのは、自動翻訳されているためかと思います。
【英語表記】
英語表記を確認すると、「Adoration」「Confession」「Prayer」など、それぞれ別の言葉で表記されています。
宗教関係の営業時間は、日本では現状あまり使い道がないかもしれません。
設定する場合は、宗教や宗派などによって表現が違い、日本語だと区別ができないので、言語を英語にした上で設定するとよいでしょう。
参照:https://www.seroundtable.com/google-business-profiles-adds-more-special-hours-categories-38518.html
【EU】デジタル市場法対応のためのテストを完了
Googleは昨年11月に、ヨーロッパ地域におけるデジタル市場法(DMA)に対応し、ホテル検索結果の表示の一部を変更するテストを行っていましたが、12月12日までにテストを完了しました。
デジタル市場法(DMA,Digital Markets Act)とは、EU連合にて2023年から適用が開始された法律で、デジタル市場における公正な競争を促進することを目的としています。
主に、AppleやGoogleなどの大手デジタル企業により、不公正な競争が行われることを防ぎ、消費者があらゆる業者を公正に選択できる仕組みを作ることを目的としています。
このテストでは、広告の配置、価格表示の変更や、予約業者の選択肢を見やすく表示するなどの調整が行われました。
Googleはこのテスト結果について報告しており、何度も検索しなければならない、目的のホテルを見つけにくいなど、ユーザーの満足度の低さが目立ったということです。結果としてホテルや仲介業者へのアクセスが減少したため、この影響を鑑みてテストを中止したとのことです。
今後は、この結果をもとに、DMA法に準拠した上で、広告の提供方法を最適化する方法を模索し、変更を行っていくとしています。
参照:https://www.seroundtable.com/google-completes-dma-hotel-tests-38572.html
Googleビジネスプロフィールがメールで「ソーシャルプロフィール追加」の案内を送信
Googleから、ビジネスプロフィールのオーナーに向けて、「ソーシャルプロフィール」の追加を勧めるメールが送られています。
日本でも2023年からプロフィールにInstagram、Youtube等のSNSリンクを追加する項目が追加され、実際に運用されています。
プロフィールにSNSを設定すると、検索ナレッジパネルにもアイコンが表示されます。
(設定しなくてもGoogleが自動で表示する場合もあります)
参照:https://www.seroundtable.com/google-business-profile-email-add-social-profiles-38554.html
【調査結果】ビジネスプロフィールのクチコミが削除される現象について
オランダに本社を置く、GMBapi.com社は、Googleビジネスプロフィールのクチコミが多数削除される状況を受けて、大規模なアンケート調査を行いました。
調査は78カ国、500万件にものぼるクチコミを対象に行われました。
どのようなクチコミが削除されるのか
・宣伝活動、またはフェイクであると判断された、特に5つ星評価のクチコミが削除されやすい
・特定の用語の繰り返しやごく一般的な用語が含まれてると削除されやすい
・極端な評価、5つ星と1つ星のクチコミは特に厳しく審査される傾向にある
・従業員に対する評価などは、センシティブな内容なので削除対象になりやすい
・オーナーからの返信がないクチコミが削除されやすい傾向
・水曜日と金曜日に多くのクチコミが削除されている
クチコミが削除されると、「虚偽のクチコミが疑われるため、削除されました」という文書が表示されます。ユーザー(顧客)側の画面でも表示されるので、ビジネスに対してマイナスの印象を持たれる可能性も。
(※日本ではこのような表示はまだ確認できていません)
Googleはクチコミの適正化のために違反クチコミの取り締まりを継続的に行っています。
5つ星や1つ星評価は平均評点を左右するため、これらのクチコミのチェックを厳しく行っているものと予想します。
違反クチコミの取り締まりが重要なことは理解できますが、正しく運営しているお店やサービスにとって、ビジネスの財産ともいえるユーザーのクチコミが勝手に削除されてしまうのは、影響が大きいでしょう。
削除されたクチコミの復元を申請することもできますが、Googleが一度違反だと判断したら、それを覆すのは大変難しく、復元はほとんど不可能です。
参照:https://www.seroundtable.com/study-google-business-profile-reviews-38597.html
<ユーザー向け Googleマップ新機能情報>
【EU】ビジネスプロフィール内に「近くのホテル」や「レストラン」を表示する新機能をテスト
Googleビジネスプロフィールの新しい表示テストが確認されました。
Google検索のリスティング上に近隣のホテルやレストランのボタンが新たに表示されています。
今回この表示は英国で確認されているため、EU地域におけるデジタル市場法(DMA)に関連するものだという指摘もありますが、はっきりとしたことは分かっておらず、純粋に新機能としてテストしている可能性もあります。
※日本語環境で同じ施設を表示してみましたが、新しい表示は確認できませんでした。
参照:https://www.seroundtable.com/google-business-profile-nearby-hotels-restaurants-38607.html
【米国】AIを活用した「レストラン検索結果の整理機能」を開始
Googleは、Google検索でAIを活用した新機能をリリースしました。
レストラン関連の検索に対して、AIが整理して、見やすいフォーマットで表示します。
例えば「シカゴの景色の良いレストラン」と検索すると、上からスクロール表示で「ルーフトップバー」「川沿いのレストラン」「新オープン店舗」などのカテゴリに分かれて次々に表示されます。
これにより自分のリクエストに合った内容により簡単にアクセスできるようになりました。
この機能は段階的に導入されており、日本での表示はまだ確認できませんでした。
今後このような機能が増えてくると、Googleビジネスプロフィールの情報や、他媒体の情報を正確に保つことがより重要になることが予想されます。
参照:https://www.seroundtable.com/google-ai-organized-restaurant-search-results-38626.html
Google検索、「近くの店舗」マップ機能をテスト中
Googleは現在、検索結果に「近くの店舗」を表示する新しいマップ機能をテストしています。
表示の仕組みですが、例えば「近くのカフェ」などと検索すると、地図とともに「More Options」のボタンが表示され、クリックするとローカルパックが表示されます。
また、地図上のピンをクリックすると、そのお店のプロフィールに移動します。
参照:https://www.seroundtable.com/google-search-nearby-store-map-38643.html