クリニックのLP改善でCV率が向上!実際の成功事例をわかりやすく紹介

クリニックのWebサイトにおいて、ランディングページ(LP)は非常に重要な役割を果たします。

特に広告やSNSからの流入を受けるページは、ただ情報を載せるだけでなく、予約や問い合わせといった行動に繋げる工夫が必要です。

本記事では、Clinic Clickが支援した実際のLP改修事例をもとに、どのような改善施策が予約数の増加に繋がったのか、導線の工夫や具体的な成果を詳しく紹介します。

広告やSNS経由での集患をさらに強化したいクリニックさまはぜひ参考にしてください。

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医療広告ガイドラインを考慮したコンテンツマーケティング/広告運用だけではなく、Webマーケティングの戦略立案、SNSマーケティング、Webサイト改善、毎月のレポーティングなど、豊富な経験と実績を持ったメンバーたちがPDCAを実行し、丁寧にサポートします。

目次

LPとは?

LP(ランディングページ)とは、広告やSNSなどからの訪問者を特定のアクションへと導くことを目的とした、1ページ完結型のWebページです。

クリニックにおいては、治療内容を紹介する専用ページがLPとして活用されるケースが多く、診療予約に繋げる導線設計が重要です。

限られたスペースのなかでユーザーの興味を引き、迷わず行動してもらうための構成と情報の整理が求められます。

LPはただの説明ページではなく、ユーザーの不安を解消し、行動を促すための重要なページと言えます。

LPの基本的な構成

LPの構成は、大きくわけて以下の3つから成り立っています。

  • ファーストビュー
  • ボディ
  • クロージング

患者さまの行動を促すためには、ページ全体の構成バランスが重要です。本章では、LPの基本構成を解説します。

ファーストビュー

LPを訪れた患者さまが最初に目にする画面領域がファーストビューであり、ページ全体の第一印象を左右する非常に重要な要素です。

目を引く画像やキャッチコピーを用いて、患者さまの関心を惹きつけましょう。

また、「このページは自分に関係がありそうだ」と直感的に感じてもらえるよう、治療名や症状、メリットがひと目でわかる構成が理想です。

また、ページ下部の情報へスムーズに誘導する設計も大切です。スクロールを促す簡潔な導入文を活用すると、読み進めてもらいやすくなります。

ファーストビューの出来が、その後の離脱率や予約行動に大きく影響すると言っても過言ではありません。

ボディ

ボディ部分は、ユーザーに対して詳しい情報を提供し、理解を深めてもらうための中心的なパートです。

施術内容の説明では、専門用語を避け、誰にでもわかりやすい表現で効果や特徴を伝えるのが大切です。

また、実際の症例写真やビフォーアフターを掲載すると、視覚的な説得力を持たせられます。料金も具体的に記載すれば、患者さまの不安を軽減できるでしょう。

クリニックの治療に対する考え方などを紹介するのも、患者さまの安心感に繋がります。

クロージング

ユーザーに最終的なアクションを促すための重要なパートがクロージングです。

ページの最後にもう一度予約ボタンを設置すると、情報を読み終えたタイミングで迷わず行動に移してもらいやすくなります。

また、期間限定のキャンペーンや予約数の実績などを記載するのも有効です。「今予約すべき理由」を明確に伝えられるため、意思決定の後押しに繋がるでしょう。

電話予約とWeb予約のどちらにも対応している場合は、その案内を明確に記載するのも効果的です。

大切なのは、押しつけずに自然な形で行動を促すことです。ユーザーの背中をそっと押す工夫が、CV(コンバージョン)率に大きく影響します。

実際にLP改修でCV率が改善した事例

Clinic Clickが支援したクリニックさまで、実際にLPを改修し、予約数の増加に繋がった成功事例を以下の流れで紹介します。

  1. 改修前の課題と背景
  2. 実施したLP改修内容
  3. 改善後の成果

具体的な改修内容を詳しく紹介しますので、LPの見直しを検討中のクリニックさまはぜひ参考にしてください。

1.改修前の課題と背景

今回紹介するクリニックさまでは、すでに広告運用を行っており、一定数の流入とCV(予約)には繋がっていました。

しかし、競合クリニックとの比較検討が進むなかで、より多くの患者さまに選ばれるためには、LPの改善が必要と判断。

特に、ファーストビューでの訴求力に改善の余地があり、第一印象で関心を引ききれていない点が課題でした。

また、予約ボタンの位置がわかりづらく、関心を持ったユーザーでもスムーズに行動へ移りにくい構成となっていました。

2.実施したLP改修内容

実際に行ったLP改修内容は以下の2点です。

  • ファーストビューにバナーを追加
  • バナー直下に予約ボタンを追加

詳しく見ていきましょう。

ファーストビューにバナーを追加

※本画像はイメージです。掲載用のバナーは専任のデザイナーが制作を担当し、ビフォーアフター写真には実際の症例写真を使用いたします。

LPのファーストビューに、施術の情報を簡潔にまとめたバナーを新たに追加しました。

バナー内には、症状のビフォーアフター写真を掲載。視覚的な変化を伝え、ユーザーの関心を引きやすくしています。

ほかにも施術に関する補足説明を加え、幅広いニーズに対応できる柔軟性も表現しました。

バナー直下に予約ボタンを追加

※本画像はイメージです。実際の予約ボタンは専任のデザイナーが制作を担当します。

患者さまの行動をよりスムーズに促すため、ファーストビューに配置したバナーのすぐ下に予約ボタンを追加しました。

ページにアクセスした直後から予約導線が視界に入り、スクロールの手間なくすぐにアクションへ移れる構成となっています。

また、予約ボタンはどこをクリックすればいいのかが直感的にわかるデザインに仕上げました。

3.改善後の成果

LP改修による成果は、以下の結果となりました。

項目改修前改修後
CV件数28件46件
CV率5.29%10.10%

ファーストビューのバナー追加や予約導線の最適化により、改修後はCV件数・CV率ともに大きく伸長。ユーザー行動を意識した設計が成果に直結しました。

クリニックにおけるLP作成のポイント

LPを作成する際に意識すべきポイントとして、以下が挙げられます。

  • 信頼を築くコンテンツ内容
  • 予約までの導線をスムーズにする
  • 患者さまの不安を解消する情報を記載

それぞれ詳しく解説しますので、ぜひLP作成の参考にしてください。

信頼を築くコンテンツ内容

患者さまの信頼を得るためには、視覚的かつ客観的な情報を掲載するのが重要です。

特に、実際の症例写真を用いてビフォーアフターを掲載すると、「効果がある」ことを具体的に伝えられます。

ただ写真を並べるだけでなく、施術内容の詳細や、改善までの期間などの補足情報を添えると、より説得力が高まります。

クリニックの年間施術件数や、専門医による対応であることなど、数値や資格といった客観的なデータも信頼獲得に繋がる内容です。

患者さまが「安心して任せられる」と思える材料を、丁寧に記載しましょう。

医療コンテンツの内容は、医療広告ガイドラインに沿って記載しなければなりません。特に、症例写真を掲載する際は「限定解除要件」を満たす必要があります。

詳しくは以下の記事で解説していますので、参考にしてください。

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予約までの導線をスムーズにする

患者さまが興味を持った瞬間にスムーズに行動へ移れるよう、予約までの導線設計は非常に重要です。

LPのファーストビューに予約ボタンを設置すると、ページをスクロールすることなくすぐにアクションが取れるため、離脱防止に繋がります。

また、予約ボタンのデザインや配置もポイントで、目立つ色を使用するほか、「今すぐ予約する」「無料カウンセリングはこちら」など、行動を促す明確な文言を添えるのが大切です。

さらに、ページ内に複数箇所にボタンを配置し、ユーザーが「予約したい」と思ったタイミングで迷わずクリックできるようにしましょう。予約導線の最適化で、CV率の向上が期待できます。

患者さまの不安を解消する情報を記載

不安や疑問を抱いたまま離脱してしまうのを防ぐために、想定される不安点に対する情報提供もLPに記載しましょう。

例えば「痛みはある?」「副作用はある?」といった声に対して、医師の見解を踏まえて丁寧に回答すると、患者さまに安心感を与えられます。

また、初診時にかかる費用や施術の所要時間、予約から施術までの流れなどの記載は、来院への心理的ハードルを下げる効果もあります。

情報を記載する際は、よくある質問形式で整理すると、読みやすく伝わりやすいためおすすめです。

不安を丁寧に取り除き、予約へ繋げましょう。

LPを見直すだけで集患は変えられる!

クリニックの広告・SNS運用では、LPの見直しが大きな効果をもたらします。

実際にClinic Clickがご支援したクリニックさまでは、ファーストビューの改善や予約導線の最適化により、CV率が大幅に向上しました。

LP作成では、患者さまとの信頼を築くコンテンツ設計や、不安を取り除く情報の記載も重要なポイントです。

まずは自院のLPを振り返り、小さな改善から始めていきましょう。

Clinic Clickでは、これまでに複数のクリニックさまをご支援してまいりました。Webサイトのアクセスや集患対策にお悩みのクリニックさまは、ぜひParaWorksのClinic Clickへご相談ください。

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