本日もご訪問ありがとうございます。こちらの記事では、Googleビジネスプロフィール及びGoogleマップの最新情報、不具合などの報告、新機能などをご紹介しています。
4月はたくさんのトピックがありましたので、前半と後半に分けてご紹介させていただきます。
<ビジネスプロフィール管理者向け情報>
再審査請求処理の遅れに進展の兆し
ここ数か月にわたって、Googleビジネスプロフィールの再審査請求のGoogle側の処理が遅れていましたが、3月末くらいから徐々に進展しているようです。
コミュニティ内で多数寄せられていた問い合わせが顕著に減っていて、また処理待ちのビジネスの再掲載を多数確認できたことから、Googleが対応を進めているものと見ています。
正常な状態に戻るまでには、まだ数週間かかるだろうと、専門家は予想しています。
参照:https://www.seroundtable.com/google-business-profiles-support-requests-catch-up-39138.html
【不具合・海外】編集が承認されない不具合が発生
ビジネスプロフィールの編集が承認されないバグが発生していたようです。
これは海外の例ですが、日本でもコミュニティを見ると、承認されない、元に戻ってしまうなどの問い合わせが寄せられていました。
参照:https://www.seroundtable.com/google-business-profiles-your-edit-was-not-approved-bug-39154.html
削除済みのクチコミが再度表示される不具合
Googleが虚偽の内容だとして削除したクチコミが、再表示されるバグが確認されています。
Googleもこの現象を認め、修正に取り組んでいると発表しています。
写真を見ると、昨日のクチコミに、5年前の返信が付いており、過去に削除されたクチコミが最新のものとして再表示されているのが分かります。
コミュニティなどを見る限り、日本でこの現象は確認できませんでしたが、もし発見されても、改めて削除申請したりせず、Googleの対応を待つのが良さそうです。
参照:https://www.seroundtable.com/google-business-profiles-bug-resurfacing-removed-reviews-39148.html
【海外】ローカルナレッジパネルから「Q&A」欄が消えた?
ローカルナレッジパネル内に以前表示されていた、Q&Aの表示がなくなっているという報告が上がっています。
日本ではこの状況は確認できず、Q&Aはナレッジパネル内に表示されていました。
この表示は、Googleビジネスプロフィールの「Q&A」と連動しており、ここでの質問と回答がナレッジパネルに表示される仕組みになっています。
今後Googleがこの機能を廃止する可能性も指摘されていますが、はっきりとしたことは分かっていません。
参照:https://www.seroundtable.com/google-local-questions-answers-feature-disappears-39161.html
ローカルナレッジパネル内にAI要約による説明
ローカルナレッジパネル内に、AIが生成したビジネスの要約が表示されるようになったようです。
新しい画面では、要約が表示されているのに加えて、要約内容に対してフィードバックを送れるようになっているようです。
ちなみにGoogleは昨年11月に、クチコミのAI要約の表示を開始しています。

ここまでは記事の内容をご紹介しました。
ここからは日本での状況をお伝えしますが、日本では既にナレッジパネル内のAI要約は少なくとも1年以上前から表示されていました。
まれに間違った内容が記載されており、お客様から問い合わせが入ったこともあります。
ただし、この記事で出ているような、フィードバックを送れるようにはなっていません。
一方、クチコミのAI要約機能は日本ではまだ確認できていません。
参照:https://www.seroundtable.com/google-ai-review-summaries-local-panels-39166.html
2024年Googleマップの違反対策実績、2億4,000万件のクチコミ削除など 今後も強化
Googleは、2024年のGoogleマップにおける違反行為対策の成果を公表しました。
それによると、2億4,000万件以上の違反クチコミ削除、7,000万件以上の違反編集のブロック、1,200万件以上の偽アカウントのブロック、90万件以上のアカウントへの投稿制限などを実行したということです。
またGoogleは2023年12月より、不正レビュー取り締まりの一環として、「疑わしい高評価クチコミ」に対して警告を表示したり、一時的にクチコミ機能をオフにする措置を開始しています。
アメリカ、イギリス、インドでスタートしていたこの対応、今年の5月から全世界に展開すると発表されました。
「不正、または疑わしい行為を行ったお店である」という情報が、一般ユーザーの目に入ることになります。ネガティブな印象を持たれる可能性があり、重いペナルティだと言えます。
不正にクチコミを募る、高評価を誘導する、こういった正当ではないクチコミに対する取り締まりを強化している、その大きな一歩であると言えそうです。
参照:https://www.seroundtable.com/google-maps-spam-fighting-2024-39186.html
【海外】パフォーマンスレポートにメッセージクリックが追加
ビジネスプロフィールのパフォーマンスレポートに、「Messaging Clicks」という指標が追加されているのが確認されました。
Googleは以前はビジネスプロフィール内にメッセージ機能を搭載していましたが、昨年7月に廃止され、
現在は「WhatsApp」と電話番号を使うTex Messageが利用可能です。
この利用状況を示す指標のようです。
※日本では未導入
日本ではLINEが普及しているため、この機能は未導入ですが、つい先日、GoogleビジネスプロフィールとLINEの連携予定が、LINE公式アカウントのユーザー向けに通知されたようです。
時期などはまだ決まっていないようですが、日本のビジネスにとっては便利な機能になりそうです。
参照:https://www.seroundtable.com/google-business-profiles-message-clicks-report-39207.html
【不具合?】ビジネスプロフィールのAPIで出張型サービスへの経路リクエスト
ビジネスプロフィールのAPIで、出張型サービスへの経路リクエストが表示されているという報告が上がっています。
通常では、出張型サービスは住所を非公開にしており、Googleマップ上では「経路案内」ボタンは表示されません。
パフォーマンスレポートを見ても、「経路案内」の指標は表示されていないため、この挙動はバグである可能性が高いようです。
参照:https://www.seroundtable.com/google-api-showing-driving-request-sab-39205.html
【重要】4月30日より 小中高校のGoogleマップクチコミを削除と通知
Googleは、2025年4月30日より、小学校、中学校、高校のビジネスプロフィールへのクチコミの表示を終了すると発表しました。
該当するビジネスの管理者宛てにメールが配信されて、発覚しました。
日本のビジネスにも通知がきており、全世界で同時に適用されるようです。
Googleによると、これまで投稿されたクチコミは全て削除され、新たなクチコミも投稿できなくなるということです。
いたずらや嫌がらせのクチコミを防ぐことを目的としているそうです。
該当するビジネスを「普通教育を行う学校」としており、小中高校を対象としています。
幼稚園、保育園、大学や専門学校などの高等教育機関は対象外としています。
注意点として、対象外のサービスであっても、Googleのフィードバックやユーザーからの提案でカテゴリが変更されている場合があります。
類似した教育サービスなどを運営している方は、今一度カテゴリの見直しが必要です。
参照:https://www.seroundtable.com/google-drops-school-reviews-39220.html
<ユーザー向け Googleマップ新機能情報>
【テスト】ホテルの検索結果の新表示をテスト
Googleのホテルや宿泊施設の検索結果に新しい表示が確認されました。
全ての環境で表示されていないので、テスト段階だと考えられます。
検索結果内のホテルリストやカルーセル内に、「Quick View」というボタンが表示され、クリックするとGoogleビジネスプロフィールのページにアクセスできます。
参照:https://www.seroundtable.com/google-hotel-quick-view-links-39065.html
【海外】Googleショッピングの非接触受け取りの新表示をテスト
Googleショッピングの検索結果に新たなラベル表示が確認されました。
「contactless(非接触渡し)」という表示が「curbside pickup(駐車場渡し)」に代わって表示されています。
「curbside pickup」は、コロナウィルスが流行した2020年に一気に普及した受け渡し方法で、Googleショッピングのラベルにも導入されました。
日本ではこのような表示は確認できませんでした。
参照:https://www.seroundtable.com/google-contactless-label-39069.html
旅行をサポートする新機能続々リリース
Googleは、AI機能を使った旅行サポートサービスを充実させています。
検索では、リクエストを入力するとAI概要機能を使って旅程を提案してくれます。
Googleレンズを使用した情報ガイドは、旅先で見つけた建物などにカメラを向けると、詳細情報や関連リンクを表示します。
ホテル検索では、希望する日程や場所のホテル情報を追跡し、価格が下がった際などにメールで通知を受け取ることができます。
スクリーンショットとGoogleマップを連動させることで、その場所をGoogleマップが特定して、「行きたい場所リスト」として保存・管理することができます。
参照:https://www.seroundtable.com/google-ai-overviews-maps-lens-updates-39139.html
【テスト】ナレッジパネル内に保存可能なクーポン
Googleローカルナレッジパネル内に保存可能なクーポンがテスト表示されているようです。
以前より、検索結果や店舗リスト内でクーポンは表示されていましたが、今回の表示は初めて確認されました。
こちらの表示は日本では確認されていません。
参照:https://www.seroundtable.com/google-local-knowledge-panel-promotion-coupons-39143.html
Googleマップアプリのプロモーション表示
PC版のGoogleマップ内に、モバイル版Googleマップのアプリに誘導するプロモーションが表示されています。
この表示が新しいものなのか、不明ですが、日本の画面でも「アプリをゲット」のアイコンを確認できました。
開くとQRコードが表示される点も同じです。
モバイルGoogleアプリは既に十分に普及しているので、なぜ今になってこのようなプロモーションを行うのかは不明ですが、UXの向上や利用促進の試みの一環なのでしょう。
参照:https://www.seroundtable.com/google-maps-desktop-promoting-mobile-app-38673.html