「クリニックのコラムを始めたいけれど、何から手をつければいいかわからない」「記事を書いても検索結果に表示されず、集患につながらない」そんな悩みを抱えていませんか。
患者さまの多くは、来院前にインターネットで情報収集を行なう現代において、質の高いコラム記事を発信することは新規患者獲得の重要な手段となっています。
しかし、ただ記事を書くだけでは効果は得られません。本記事では、クリニックコラムを初めて執筆する方にもわかりやすく、書き方の基本6ステップからSEOに強くなるポイント、継続的に更新するコツまでを詳しく解説します。
クリニックの「Webマーケティング」に
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Clinic Clickは、医療・美容クリニック専門のWebマーケティングの総合支援サービスです。
医療広告ガイドラインを考慮したコンテンツマーケティング/広告運用だけではなく、Webマーケティングの戦略立案、SNSマーケティング、Webサイト改善、毎月のレポーティングなど、豊富な経験と実績を持ったメンバーたちがPDCAを実行し、丁寧にサポートします。
クリニックのコラムで得られるメリット
クリニックがコラムを発信することで、さまざまなメリットが得られます。ここでは代表的な3つのメリットを見ていきましょう。
新規患者を獲得できる
患者さまは症状や治療法について知りたいとき、検索エンジンで情報を探します。このとき、コラム記事はその受け皿となります。記事が検索結果の上位に表示されれば、クリニックの受診を決めかねている患者さまに有益な情報を提供でき、新規患者の来院につながります。
たとえば「ニキビ跡 治療方法」「シミ レーザー治療」といったキーワードで検索した患者さまに対して、自院のコラム記事が上位表示されれば、クリニックの存在を知ってもらう絶好の機会となるのです。
患者さまからの信頼を高める
患者さまがクリニックを選ぶ際には、技術や設備と同じくらい医師の信頼性を重視しています。医師が監修したコラム記事は、来院前の患者さまの不安を取り除き、クリニックへの信頼感を持ってもらう効果があります。
専門的な知識に基づいた正確な情報を、わかりやすく丁寧に説明することで、「この先生は親身になって説明してくれそう」「専門知識が豊富で安心できる」といった印象を与えられます。
ブランディング効果がある
特定の疾患や治療法に関する高い専門性を持つコラムを継続的に発信すれば、クリニックのブランド確立につながります。
また、クリニックの診療方針やこだわり、医師の人柄などをコラムを通じて発信することも、ブランディングに有効です。
他院との差別化を図り、「このクリニックならではの価値」を明確に伝えることで、価格競争に巻き込まれることなく、価値を理解してくれる患者さまを集めることができます。

クリニックのコラムの書き方6ステップ

ここからは、実際にコラムを書く際の具体的な手順を6つのステップで解説します。
1.ターゲットとテーマを明確にする
コラムを書く前に、まずは想定読者を明確に定めましょう。具体的なペルソナ(想定読者像)を作り上げ、年齢、性別、悩み、情報収集の目的などを具体的にイメージすることが大切です。
また、テーマは記事ごとに1つに絞り、そのテーマに特化した内容にすることが重要です。たとえば「新宿 Vビーム」で上位表示を狙うなら、Vビームに絞って詳しく書いたページの方が、複数のトピックを薄く書いた記事よりも検索エンジンに評価されやすくなります。
特に注意すべきは、「◯◯とは?」などの一般的な美容知識(Knowクエリ)はAIに代替されやすいという点です。このため、症例や診療方針など、自院ならではの独自性を出せるテーマ選定を意識することが重要になっています。
実際にAhrefsのデータによると、AI Overviewsの99%は情報収集型のKnowクエリで表示されることが示されており、単純な知識提供だけでは差別化が難しくなっているのです。
出典:「AI による概要」を生むクエリの特徴とは?86の要因と1億4,600万のSERPから判明
2.読者のニーズを調査する
テーマが決まったら、そのテーマについて患者さまが具体的に知りたがっていることを洗い出しましょう。たとえばVビームについてのコラムを書くなら、施術にかかる時間、効果が出るまでの期間、適切な施術間隔、痛みの程度、費用などが患者さまの関心事として挙げられます。
ユーザーの知りたい内容を記事にしっかりと盛り込めているかが、コラムの価値を左右します。
3.関連キーワードをリサーチする
検索エンジンのサジェスト機能を積極的に活用しましょう。サジェストは実際に多くの人が検索している語句であるため、これらの切り口を記事に取り入れることで、患者さまの知りたい内容を網羅しやすくなります。
また、月間検索ボリュームを確認することも重要です。全く検索されていない語句を狙っても集患効果は期待できません。ニッチでも確実にニーズがある語句を選ぶのが良いでしょう。
キーワード選定ツールとしては、
- aramakijake
- Ubersuggest
- Semrush
- ahrefs
などが挙げられます。
検索ボリュームはツールによって多少の誤差がありますが、UbersuggestはGoogleキーワードプランナーのAPIを使用しているため、信頼性が高いとされています。
こうしたツールを使ってキーワードを調査し、記事の中で自然に盛り込んでいくことで、検索エンジンからの評価を高めることができます。
4.記事を作成する
狙いたいキーワードをもとに、まず見出し構成を作成しましょう。各見出しで扱う内容を整理し、記事全体の流れを確認してから本文の執筆に入ります。
記事の導入文では、この記事で何がわかるのかを明確に示すことが重要です。読者は冒頭の数行で「この記事は自分の求めている情報が得られそうか」を判断します。導入部分で記事の価値を伝え、読み進めてもらえるよう工夫しましょう。
本文では、各見出しに対して具体的な内容を記載していきます。抽象的な説明に終始せず、できるだけ具体例や数値を盛り込むことで、読者にとってわかりやすく、実用的な記事になります。
5.校正・校閲を行なう
執筆後は、誤字脱字や表現の揺れがないかを必ず確認しましょう。特に医療分野では、数値や施術内容の記載ミスが患者さまの誤解につながりやすいため、細心の注意が必要です。
可能であれば、執筆者以外の第三者の視点で読み直してもらうことをお勧めします。自分では気づかない表現の曖昧さや、説明不足の箇所を指摘してもらえます。
6.医療広告ガイドラインのチェックを行なう
公開前には、医療広告ガイドラインに抵触していないか最終確認を行なうことが【必ず】必要です。「必ず治る」「最も効果が高い」などの誇大表現や、他院との比較で優位性を示す比較優良表現は使用できません。
症例写真を掲載する場合は、治療内容、費用、リスク・副作用などの必要情報を明記する必要があります。また、患者さまの体験談のみを掲載することも禁止されています。
ガイドライン違反は行政指導や罰則の対象となるだけでなく、クリニックの信頼性を大きく損なう可能性があります。不安な場合は、医療広告ガイドラインに精通した専門家のチェックを受けることをお勧めします。

SEOに強いクリニックコラムの書き方のポイント
検索エンジンで上位表示されるためには、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。ここでは6つのポイントを詳しく解説します。
タイトル・Hタグを使用する
記事全体の構造をわかりやすくするため、適切に見出しを配置しましょう。タイトル(H1)は記事のテーマを端的に表し、検索結果で表示されたときにクリックしたくなるような魅力的な内容にすることが重要です。
本文中は、大見出し(H2)や中見出し(H3)で内容をセクション分けします。このとき、H2にはできるだけ狙いたいキーワードを自然に盛り込むと、検索エンジンに評価されやすい記事になります。
PREP法で書く
PREP法とは、結論→理由→具体例→結論の順で情報を伝えるフレームワークです。この構成を使うことで、読者に要点を論理的に伝えられます。記事の離脱を防ぐためにも、PREP法を使って読みやすい記事を意識しましょう。
また、AIが記事を引用する際にも、PREP法で整理された文章は引用されやすいと言われています。今後ますます重要になるAI検索への対応としても、PREP法は有効な手法です。
短い段落や箇条書きで読みやすくする
クリニックのようなtoC(消費者向け)のサイトは、スマートフォンで閲覧する人が大半を占めます。スマホユーザーにも見やすい文章となるように、長い塊の文章は避けましょう。
2〜3行ごとに改行を入れると、画面上での視認性が大幅に向上します。
読みやすい文章は滞在時間が伸びる傾向があり、結果としてSEO上もプラスに働きます。読者満足度と検索順位の向上を両立させるためにも、レイアウトには十分配慮しましょう。
わかりやすい言葉で執筆する
専門用語の多用や難解な表現は避け、患者さま目線でできるだけ噛み砕いた説明を心がけましょう。日頃の診察で患者さまに説明しているように、わかりやすく伝えるイメージで執筆することが大切です。
特に医療コラムでは、読者の多くが医療知識を持たない一般の方です。「専門家として正確に書く」ことと「読者にわかりやすく伝える」ことのバランスを取ることが重要です。
症例写真を活用する
クリニックのコラム記事では、症例写真が独自性として検索エンジンに高く評価されます。日本での利用者が多いGoogleは、独自性のあるコンテンツを重視する傾向を年々強めています。
一般的なブログ記事では体験談が独自性として評価されますが、クリニックコラムでは医療広告ガイドラインで体験談のみの掲載が禁止されているため、症例写真で独自性を出すのがポイントとなります。
論文を用いた執筆を行なう
エビデンス(科学的根拠)に基づく内容は、記事の信頼性を高め、Googleからも高く評価されます。治療法や効果について説明する際は、可能な限り論文やガイドラインを参照し、根拠のある情報を提供しましょう。
論文から引用する場合は、必ず出典を明記することが重要です。出典を示すことで、情報の信頼性が担保され、読者にとっても「この情報は信頼できる」という安心感につながります。
クリニックコラムのネタ選びのポイント

継続的にコラムを更新していくためには、ネタ選びが重要になります。
ここでは、効果的なテーマを見つけるための3つのポイントを紹介します。
患者様の質問を記事に反映させる
患者さまが本当に知りたいのは、自分の症状に関する具体的な情報です。
「こんな症状でも受診していいのか」「どのくらいの期間で治るのか」「費用はどのくらいかかるのか」といった、実際に患者さまが口にした疑問は、同じ悩みを持つ他の潜在患者にとっても知りたい情報である可能性が高いのです。
SNSを運用しているクリニックであれば、フォロワーからの質問やお悩み相談も貴重なネタ源となります。コメント欄やDMで寄せられた質問を記事に反映させることで、より実践的なコンテンツを作成できます。
来院前の不安を解消できるテーマを選ぶ
美容クリニックの場合、患者さまは施術に興味はあっても、「費用に見合った効果があるのか」「痛みはどの程度なのか」「ダウンタイムは長いのか」など、多くの不安を抱えています。
こうした来院前の不安をコラムで解消してあげることで、診療予約へと後押しできます。
患者さまの立場に立って「どんな情報があれば安心して来院できるか」を考えることが、効果的なテーマ選びにつながります。
検索されやすい季節を意識する
施術や症状によっては、検索されやすい時期に偏りがあります。たとえば、花粉シーズンの皮膚トラブルや、紫外線が強くなる前のシミ治療、夏前の脱毛など、季節によって検索需要が高まるテーマがあります。
年間スケジュールを見据えて、需要が高まる2〜3カ月前には記事を用意しておくと、検索流入のピーク時に上位表示を狙えます。計画的にコンテンツを作成することで、効率的に集患効果を高められます。

クリニックコラムを継続的に書き続ける方法

コラムは一度や二度書いただけでは効果は限定的です。継続的に更新し続けることで、検索エンジンからの評価も高まり、集患効果も大きくなります。
ここでは、継続するための4つの方法を紹介します。
あらかじめネタをストックしておく
コラムが続かなくなる原因の多くは、「何を書くか決まらない」ことにあります。テーマをあらかじめリスト化し、ネタをストックしておくと、執筆のハードルを大きく下げられます。
キーワードツリーを作成しておくと、ネタをストックできると同時に、すでに着手しているキーワードと未着手のキーワードを一覧で把握でき、コラム全体の進捗を俯瞰しやすくなります。
更新頻度・目標本数を設定する
更新頻度は、他の業務と両立できる現実的なペースで設定しましょう。無理な目標を立てると、途中で挫折してしまう原因になります。
月に2本、週に1本など、無理のない目標本数を定め、執筆や確認作業などの役割を院内で分担することも効果的です。医師が監修、スタッフが執筆、別のスタッフが校正といった形で役割分担することで、一人に負担が集中するのを避けられます。
PDCAサイクルを回す
最初から完璧な記事を目指すのではなく、まずは公開を優先しましょう。公開してからアクセス数や検索順位、予約数などを確認し、反応の悪い記事は内容を見直すことが大切です。
Google AnalyticsやGoogle Search Consoleなどのツールを活用して、どの記事がよく読まれているか、どのキーワードで流入しているかを分析します。
定期的にリライト(記事の更新・改善)を行なうことで、古い記事でも検索順位を維持・向上させることができます。
外注する
院内リソースが限られている場合は、コラム制作から効果測定までを専門の支援会社に外注するのも有効な選択肢です。医療知識やSEOに精通したパートナーに任せることで、品質を保ちながら安定した更新が可能になります。
外注先を選ぶ際は、医療広告ガイドラインへの理解があるか、クリニック分野での実績があるか、改善提案まで含めて支援してくれるかといった点を確認しましょう。
単に記事を納品するだけでなく、改善提案まで含めて支援を受けると、院内の負担を抑えつつ、確実に成果につなげやすくなります。
クリニックコラムは「書き方」と「続け方」が重要
クリニックコラムは、新規患者の獲得、信頼性の向上、ブランディングといった多くのメリットをもたらす有効な集患施策です。しかし、その効果を最大化するには、正しい「書き方」と継続的な「続け方」の両方が欠かせません。
書き方としては、ターゲットとテーマの明確化から始まり、読者ニーズの調査、キーワードリサーチ、記事作成、校正、医療広告ガイドラインチェックという6つのステップを踏むことが重要です。
本記事で紹介した方法を参考に、まずは1本目のコラムを書いてみることから始めてみてください。実践を重ねることで、自院に合ったコラム運用のスタイルが見つかっていくはずです。
当社ParaWorksでは、これまでに複数のクリニックさまをご支援し、多数のキーワードで検索流入の実績を上げてきました。Webサイトのアクセスや集患対策にお悩みのクリニックさまは、ぜひParaWorksのClinic Clickへご相談ください。
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