Google検索「Near Me」クエリにローカル・リスティングのみを表示するテストを実施
GoogleはGoogle検索で、一部の「near me」タイプの検索に対して、Googleビジネスプロフィールからのローカルリスティングのみを表示するテストを行っているようです。
つまり、「近くの歯医者」や、「近くのインド料理」などと検索したときに、ローカルリスティングのみが表示され、ウェブ検索の結果は表示されないということです。
日本語環境ではこのような表示は確認できませんでした。
参考URL:https://www.seroundtable.com/google-search-only-local-listing-near-me-queries-37338.html
所在地情報は広告のランキングに影響するのか
Googleは、広告のランキングに関するローカル広告のヘルプドキュメントを更新し、「検索したユーザーの所在地とビジネスの近さ」が広告掲載順に影響するという記載を削除しました。
左側が新しいドキュメント、右側が以前のドキュメントです。
確かに、「ユーザーの所在地とビジネスの近さ」という部分が削除されています。
ただしこれは、あくまでもこの一文が削除されただけで、ランキング表示の要因の変更を公式に発表したものではないです。
そのため、この変更が実際のランキングにどこまで影響するかは定かではなく、依然として所在地情報はランキングのひとつの要因であるという見方もあるようです。
参考URL:https://www.seroundtable.com/google-local-service-ads-proximity-37366.html
検索結果のナレッジパネルにビジネスの代表者を表示
Google検索で検索結果の右側に表示されるナレッジパネルに、ビジネスのオーナーが表示されることがあります。
ナレッジパネルの「owner」の項目はこれまでにもあったようですが、このような表示は新しいもののようです。
オーナー名の右側にあるFastcompanyのリンクをクリックすると、このオーナーについて書かれた記事に移動します。
※Fastcompany…米国で発刊されている経済誌。テクノロジー、ビジネス、デザインに特化しており、年間で6冊、紙媒体とオンラインで発刊している。
参考URL:https://www.seroundtable.com/google-local-panel-owner-attribute-37353.html
「サービス提供地域」の設定は表示順位に影響するのか
ローカルSEOにおいて、これまで「サービス提供地域」はランキングに影響しないとされていました。
しかし米国においてここ数か月の間、その前提が変わった可能性が指摘されているそうです。
複数のマーケティング担当者が指摘し、その可能性を実証しようとしています。
Before:サービス提供地域を設定しない状態でランキングを測定。LocalFalconでスキャンすると、ビジネスの所在地周辺ではランキングに表示されたが、実際のターゲットエリアでは表示されなかった。
After:サービス提供地域をターゲットエリアに設定。再度スキャンすると、設定した地域でのランキング表示が向上していた。
サービス提供地域は、出張型サービスの提供地域を設定する項目です。
食事のデリバリー、出張デイサービス、ハウスクリーニングなど、客先に出向きサービスを提供する業態を対象としています。
このようなサービスを提供している方は是非設定したほうが良い項目です。
一つ注意していただきたいのが、この項目は、該当しないビジネスにも表示されているので、該当しない方が内容を誤解して設定するケースが多いです。
ユーザーを誤解させないためにも、該当しない場合は空欄のままにしておきましょう。
参考URL:https://www.seroundtable.com/new-google-local-ranking-factor-service-areas-37398.html
Googleローカル広告でメッセージの一括送信機能をテスト
Googleは、ローカルサービス広告で、一度に複数のビジネスに一括でメッセージを送ることができるボタンをテストしているようです。
以前にもこのような表示は確認できていますが、そのときは最初のメッセージの送信が完了した画面で表示されたものでした。
日本語環境ではこのような機能は確認できませんでした。
参考URL:https://www.seroundtable.com/google-local-service-ads-message-multiple-businesses-37400.html
Googleビジネスプロフィール 商品非承認の理由を表示
Googleビジネスプロフィールは、商品ページからアップロードしたアイテムが拒否された場合、その理由を表示するようになったようです。
画面上には「あなたの確認を要する問題が発見されました。該当する場合、問題を修正した後に再審査を要求することができます。また、問題がない場合は、さらなるレビューをリクエストできます。」 とあります。
「Edit Photo」が赤字で表示されているので、アップロードした写真がガイドラインに抵触し、承認されなかったものと思います。
日本語環境でこのような表示は今のところ確認できていません。
参考URL:https://www.seroundtable.com/google-business-profiles-products-rejected-37459.html
Googleビジネスプロフィールの通話履歴とメッセージ機能が7月31日に終了
Googleは、2024年7月31日をもって、ビジネスプロフィール内の通話履歴レポートとメッセージ機能を終了すると発表しました。
7月15日以降:新しいチャットを開始できなくなる。既存のチャットユーザーへはサービスの終了が通知される。
7月31日以降:ビジネスプロフィールからメッセージ機能が完全に削除される
通話履歴レポートの機能は米国の一部で試験的に使用されていたもので、日本語版では対応していません。
機能を終了する理由としてGoogleは、「普及率の低い機能を終了し、より重要な機能を充実させることを優先するため」だとしています。
メッセージ機能は2017年から運用開始されていました。
過去の履歴は8月31日まで、Googleデータエクスポートからダウンロードが可能とのことです。
Google公式ガイドライン:
https://support.google.com/business/answer/14919062?hl=ja&sjid=17273018711307380641-AP
参考URL:https://www.seroundtable.com/google-business-profile-call-history-deprecating-37465.html
Googleマップに車いすバリアフリーアイコンを表示
Googleマップのプロフィールトップページには、車椅子対応のアイコンが表示されています。
日本語版では、ビジネスカテゴリ、営業時間の横に小さな車椅子のアイコンが表示されています。非対応のアイコンも表示されます。
表示内容は、Googleビジネスプロフィールの設定に連動しており、プロフィールの設定を変更すれば、アイコンの表示も変更されます。
なおこれは、モバイル、PC共にGoogleマップでのみ表示され、Google検索では現時点では表示されません。
Googleは2020年、Googleマップで車椅子対応の場所が探しやすくなる機能の開始を発表しています。
ユーザー側の設定で、「車椅子対応の場所」を有効に設定することで、対応している場所を検索することができます。
参考URL:https://www.seroundtable.com/google-maps-wheelchair-accessible-icons-37469.html
日本向け:決済方法の追加
5月から、Googleビジネスプロフィールで設定できる決済方法が追加されました。
今回の追加では、「QRコード決済」「タッチ決済」が新たに追加になりました。
【追加された決済方法】
・Pay Pay
・au Pay
・d払い
・V‐Money
・楽天ペイ
・交通系ICカード
複数のプロフィールを確認したところ、属性の設定に決済方法が設けられている店舗は全て新しい決済方法が追加されていました。
(ビジネスカテゴリの設定により、そもそも決済方法が設定できない業種もあります)
キャッシュレス決済は年々普及しており、キャッシュレス対応しているかどうかでお店を決めるユーザーもいるので、ぜひ活用したい機能です。