ここ最近Meta広告で実装されたAdvantageオーディエンスですが、知らぬ間にアップデートされて、気付いたらなんか変わっているなと思った方いないでしょうか。今回は、このAdvantageオーディエンスについて解説していきたいと思います。Meta広告を利用する方は是非一読をお願いいたします。
Meta Advantageとは?
Meta Advantageとは、Meta社が提供する自動広告製品、いわゆる機能のことです。この機能は独自のAIによって、広告キャンペーンにもたらすメリットを最大限に活用して、広告のパフォーマンス最大化を期待できます。
Meta Advantageには下記の4つの項目がありますがそれぞれ解説をしていきたいと思います。
- Advantage詳細ターゲット設定
- Advantageカスタムオーディエンス
- Advantage類似オーディエンス
- Advantageのキャンペーン予算
Advantage詳細ターゲット設定
Meta Advantage詳細ターゲット設定は、興味関心や行動などといった詳細ターゲット設定において指定した以外の利用者にもリーチすることで、配信パフォーマンス向上に寄与することができる機能です。
Advantage詳細ターゲット設定は、パフォーマンスの向上が見込めるとシステムが判断した場合に実行されます。
飲食や美容などは広がりすぎてしまう可能性があるので注意が必要です。また、年齢、性別、エリアなどは拡張されないことも認識しておきましょう。
引用:https://www.facebook.com/business/help/128066880933676?id=1629569087788063
Advantageカスタムオーディエンス
Advantageカスタムオーディエンスでは、目標を達成できる可能性が高い場合に、配信の基準となるデータ、リストを元にしてカスタムオーディエンスを使用しながら、リーチ数を増やしていきます。
引用:https://www.facebook.com/business/help/414975413946182?id=1629569087788063
Advantage類似オーディエンス
基本的にはAdvantageカスタムオーディエンスと同じですが、類似オーディエンスのソースであるカスタムオーディエンスを広告配信の指針としながら、拡張をしていきます。
Meta Advantage類似オーディエンスを利用することで、パフォーマンスの向上が見込める場合は定義している類似オーディエンス以外の利用者にも広告を配信するため意図しないかたちで広がってしまう可能性がありますので注意しましょう。
引用:https://www.facebook.com/business/help/1212225059146059?id=1629569087788063
Advantageのキャンペーン予算
Meta Advantageのキャンペーン予算を使用すると、キャンペーン予算の自動的な管理が可能です。
複数の広告セットの中でパフォーマンスが高いとされる広告セットに予算配分を多く配信することでパフォーマンスの最大化を行うことが期待できます。
引用:https://www.facebook.com/business/help/153514848493595?id=629338044106215
Meta Advantage+とは?
MetaAdvantageと同様、Meta社の自動広告製品、いわゆる機能のことで、Meta Advantage+は下記の機能があります。
- Advantage+ オーディエンス
- Advantage+ カタログ広告
- Advantage+ クリエイティブ
- Advantage+ カタログ用クリエイティブ
- Advantage+ 配置
Advantage+ オーディエンス
MetaAdvantage+を利用すると、Advantageのアップグレード版となります。
高度なAIを利用して配信を行うことができるため広告の最大化を期待できます。
MetaのAIは下記のような情報を利用して配信を最大化していきます。
- 過去のコンバージョン
- ピクセルデータ
- 以前の広告に対するアクション
注意点として、年齢、性別、エリアなども拡張して配信してしまうため、都度除外設定などが必要となります。
引用:https://www.facebook.com/business/help/273363992030035?id=1629569087788063
Advantage+ カタログ広告
Meta Advantage+ カタログ広告は ダイナミック広告のアップグレード版です。
利用者の興味・関心、意向、アクションに基づいて関連する商品のおすすめを自動的に利用者に配信することができるようになります。全商品を設定したカタログに対し、キャンペーンを作成してウェブサイトやアプリでの売上を促進できます。利用者がカタログの商品に興味・関心を示すと、その人に合わせた広告が動的に生成され、モバイル、タブレット、デスクトップで自動配信することができます。
引用:https://www.facebook.com/business/help/397103717129942?id=1913105122334058
Advantage+ クリエイティブ
オーディエンスが売上や問い合わせといったアクションを実行する可能性が高いバージョンに画像や動画が自動的に最適化されます。選択した広告フォーマットや配置によっては、別のクリエイティブ最適化を利用できる場合があります。
シングル画像または動画フォーマットの場合の最適化:
- 標準エンハンス(画像テンプレート、ビジュアルのタッチアップ、テキストの改善、関連度が高いコメントなど)
- 画像の明るさとコントラスト
- 音楽
- 3Dアニメーション
- 画像の拡大
- カルーセルフォーマットの場合の最適化:
- プロフィールエンドカード
- 音楽
- カルーセルカードのハイライト
- ダイナミック説明
- 関連度が高いコメント
引用:https://www.facebook.com/business/help/297506218282224?id=649869995454285
Advantage+ カタログ用クリエイティブ
Meta Advantage+ カタログ用クリエイティブは、カタログを使って広告を配信する際のオプションで、ユーザーの反応を考慮しながら、フォーマットやリンク先、クリエイティブを表示する機能です。
Advantage+ カタログ用クリエイティブを使用すると、より関連性の高い広告を大規模に作成し、一人ひとりにパーソナライズされた内容の広告を配信できます。
引用:https://www.facebook.com/business/help/918082658556492
Advantage+ 配置
Metaが予算を活用して広告の露出機会を自動的に増やすように広告を配信してくれます。自動配置では、Facebook、Instagram、Audience Network、Messengerの設定で利用できるすべての配置に広告が配信されます。
引用:https://www.facebook.com/business/help/196554084569964?id=369787570424415
まとめ
MetaAdvantage機能は便利な一方で意図しない箇所に配信されてしまう可能性もあります。
機能を理解した上で最適解を選択して配信するようにしましょう。