Facebook広告の設定方法を解説!基本的概念から広告設定までを徹底理解!

広告の基本概念を理解して広告設定ができるようになっていただくために、基本的概念から設定方法までを徹底解説をいたします。
これから始める方や、これまで代理店に頼りきっていた方も是非、自分で参考にして行って見てくださいね!

目次

Facebookって何?


そもそも、Facebook広告っていうけど、Facebookって何?となりますよね。そこで広告の概念に入る前にFacebookについてちょっと触れてみたいと思います。

Facebookとは

Facebookとは、FacebookのCEOでもあるマークザッカーバーグ氏が大学時代に学生同士交流を図るために始まったサービスが起点となっています。
SNS(ソーシャルネットワークサービス)と呼ばれ、インターネット上で社会的な交流を作っていくサービスです。
つまり、個人のつながりを重視しているため、個人の名前や年齢、住所など細かく設定できるようになっているのですが、これこそがFacebookサービスの特徴であり、他のLINEやTwitterなどではない設定です。
そのため現在では、個人のつながりはもちろんのことビジネス上のつながりが多くなってきている傾向にあります。

Facebookユーザー数

Facebookのアクティブユーザー数は月間2600万人であり、やや減少傾向にあります。その代わり同会社子会社のInstagramのアクティブユーザー数が増加傾向にあります。
近年の写真や動画の高まりを受けてInstagramの需要が伸びていると言えます。

Facebook広告の基本

Facebookを理解したところで、Facebook広告の基本を理解しましょう。
概念を理解して、広告設定方法を覚えることで理解度が変わってきます。

Facebook広告の特徴

① ターゲティング精度が高い
実名登録制度を元にターゲティングを行うため精度の高いターゲティングが実現。
投稿やエンゲージメントをもとにデータを絞り込むことができます。
② 人へのターゲティングが可能
実名登録制度を元にターゲティングを行うため、精度の高いターゲティングが実現。
投稿やエンゲージメントをもとにデータを絞り込むことができます。
③ ファネルのすべての層に活用が可能
購入ファネル(認知層、興味関心層、購入層)へアプローチを行うことが可能です。
刈り取りだけではなく、広告配信による態度変容を行うことができます。
④ 費用対効果の高さ
コンバージョンに結びつかない成果の悪いユーザーへの不要な配信を防ぐことできます。リスティング広告よりも獲得単価が低い。

Facebook広告の仕組み

Facebook広告では広告が表示されるたびにオークションが発生する仕組みです。
限られた広告枠をオークション方式で勝ち取らなければいけません。
広告枠を得たい時、広告オークションシステムで同じターゲットに広告を出したい
他の広告と競合することになります。

■広告の評価を決定する主な指標
①Advertiser’s Bild :入札単価
②Estimated Action Rates :推定アクション率
③UserValue:広告の品質とユーザーとの関連度

つまり、①の入札を高くすることは、予算を増やすことになります。
②と③については、ターゲティングリストに対して適切な広告を出しているかどうかがポイントになってきます。
例えば、バッグを買いたいと思っている人に対し、ボールペンの広告を出したとしたらターゲティングに対し適切な広告を出したということになりませんよね。
上記のようなミスマッチが全体の評価を下げることつながるので、配信していく中で微調整を行えるようにしましょう。

Facebook広告の課金体型

Facebook広告の課金体型を見ていきましょう。
主に2つの課金体型があります。
・クリック課金
広告を見たユーザーがWEBサイトに遷移する際にバナーをクリックした段階で課金が発生します。
クリック数を最大化する配信方法なので、サイトに効率よく誘導したいときに有効です。

・インプレッション課金
広告がFacebookやInstagramなどの枠に表示されることでインプレッション(表示回数)します。1000インプレッションになると課金が発生する仕組みです。
広告の配信量を最大化するように配信するので認知拡大に役立つと言えます。

Facebook広告の主な配信先


Facebook広告は認知拡大からコンバージョン獲得まですべてのファネルに応じて目的を設定することができます。
Facebook広告を使用する上で主に設定をする頻度が高いのは、トラフィック、コンバージョンです。
もちろん配信の目的に応じて設定を行うことが広告の成果向上につながるので、目的にあった形で選ぶようにしましょう。

Facebook広告の主なフォーマット


利用できる広告のフォーマットは、広告の目的によって違います。
広告の目的は、広告が表示される場所である配置(Facebook、Instagram、Messenger、Audience Network)にも影響が出るため、それぞれフォーマットを理解して配信を設定するようにしましょう。
下記フォーマットはFacebookからの引用です。

[su_box title=”フォーマット詳細情報”]
・画像
商品またはブランドの画像の使用をおすすめします。

・動画
広告に動きを加えると、ニュースフィードでより目に付きやすくなります。

・スライドショー
スライドショーは、画像、動画、テキスト、音声を組み合わせた広告です。1つのスライドショー広告で、3~10件の画像または1件の動画を使用できます。

・カルーセル
カルーセル広告では、1つの広告で最大10件の画像や動画を表示し、それぞれに別々のリンクを付けられます。

・インスタントエクスペリエンス
インスタントエクスペリエンスは、モバイルデバイスでタップされると開いてフルスクリーン表示になる広告フォーマットです。インスタントエクスペリエンスを作成すると、ブランドや商品、サービスを視覚的に訴えることができます。

・コレクション
コレクションは複数の商品を表示できる広告フォーマットです。インスタントエクスペリエンスと同様、閲覧者からの反応があると開きます。商品の発見、閲覧、購入を促す、視覚的に没入できるエクスペリエンスを携帯電話上で提供します。[/su_box]

引用元:https://www.facebook.com/business/help/1263626780415224?id=802745156580214

Facebook広告の多様なターゲティング方法

Facebook広告にはリスティング広告などの広告設定と異なり、Facebookのプラットフォームを利用した幅広いターゲティング方法があるのでどのようターゲティングがあるか確認しましょう。
① 地域
国・県・市町村単位までターゲティング可能です。
地域すべての人だけではなく、最近まで訪れていた人、つまり旅行していた人などの細かいターゲティングもすることができます。

[su_box title=”詳細情報”]
・この地域のすべての人 選択されたエリア内で自宅または位置情報がある人
・この地域に住んでいる人 選択されたエリア内で自宅がある人
・最近この地域にいた人 選択されたエリア内で位置情報がある人
・この地域を旅行中の人 選択されたエリア内で位置情報がある人で自宅が200キロ以上離れている人[/su_box]

② デモグラフィック情報
主に基本的な情報ですが、Facebookの場合は年齢は1歳刻みでターゲティングを行うことができます。

[su_box title=”詳細情報”]
・年齢
1歳単位で指定可能(13歳~65歳まで)
・性別
すべて・男性・女性から指定可能
・言語
海外の言語も指定可能
[/su_box]

③ 詳細ターゲティング
Facebookの特徴を活かしたターゲティングを行うことができます。
Facebook上で得られた、趣味関心や行動などの情報をもとに想定されるターゲットを導きだしターゲティングを行うことができます。

[su_box title=”詳細情報”]
・趣味関心
選択したものに対して興味がある、関心があるユーザーに対してターゲティング可能です。
スポーツ、ファッション、食べ物等

・利用者
Facebook/Instagramアカウント上で以下のようなイベントがあったユーザーに対しターゲティング可能です。
学歴/ファイナンス/ライフイベント/子供がいる人/交際/仕事など選択可能

・行動
Facebookページの管理者や旅行者、記念日等の行動をしたユーザーに対しターゲティング可能です。
[/su_box]

④ カスタムオーディエンス
Facebook上で得られる情報以外に、オフラインデータ(会員データなど)やサイト訪問者、ページアクションユーザーなどをリスト化することができ、ターゲティングを行うことができます。

⑤ 類似オーディエンス
カスタムオーディエンスのリストをもとに類似したリストを作成することができます。主に、新規のターゲットを見つけるときに有効なターゲット方法です。

Facebook広告準備編

ここから設定編をお伝えします。
今までお話してきたことを踏まえて実際に設定を行うと理解度が全然変わってくるので、まだ完璧に理解していない方はもう一度振り返ってみましょう。
広告設定の方法は一度覚えてしまえば難しいことはないので覚えてしまいましょう。

Facebookページ作成


Facebookページとは、個人アカウントとは別に情報発信のための投稿機能や、
広告配信設定といったように個人アカウントよりもカスタマイズ性が高いプロフィールを作成することが出来ます。
個人アカウントがあれば誰でも作成可能。
※Facebookグループでは広告配信できないので注意が必要

Facebookビジネスマネージャ作成

以下のSTEPにそって広告配信するための準備を行っていきます。
STEP1:Facebookページを紐づけ
STEP2:広告アカウントを作成
STEP3:支払い設定
STEP4:Instagramアカウント紐づけ(あれば)

① ビジネス設定

Facebook広告の設定方法は2通りあります。
・Facebookページから広告を出す
・ビジネスマネージャを作成
今回は、運用改善が行いやすいビジネスマネージャの作成についてお話します。

FacebookビジネスマネージャはFacebookアセットを複数の人やチームで安全に共有できる、組織にとって不可欠なダッシュボードです。

以下のような設定を行うことができ、簡易版ではできない設定が多数あり、すべて一括で管理を行うことが出来るため、一度覚えてしまえば非常に便利なツールです。
・広告の作成
・ユーザーの管理
・請求の管理
・ページ投稿
・アカウント管理
・分析ツール閲覧
・計測タグの発行、管理など

② ページ紐づけ

Facebookページのタブにアクセス行い追加ボタンを押し、ページを追加します。
作成したページを入力し、ページに追加ボタンを押すと管理できるようになります。
ページを紐づけることで広告配信を行うページの設定が完了です。

③ アカウント作成

ビジネスマネージャを作成しただけだと、ただのダッシュボードなので広告配信でません。
広告アカウントを作成することで配信設定を行うことが出来るので、下記の順番で設定を行います。
広告アカウントタブ→広告アカウント追加の順番。

④ 支払い設定

支払い設定を行うことで広告出稿が出来るようになります。
支払い方法→追加→クレジットカード及びペイパルにて設定を行うと配信可能になります。

Facebook広告設定編

Facebook広告のアカウント構造


Facebook広告を設定する前にアカウント構造を理解し、どこでどの設定ができるようになるか確認をしましょう。
各階層で設定する内容が異なりますので注意が必要です。

Facebook広告キャンペーン設定方法


キャンペーン設定を行う際に広告を配信する目的を決めます。
課題を解決するために必要な配信目的を選ぶことがポイント。

例)飲食店
店舗の近くにできるだけ広めたい(リーチしたい)
→リーチもしくは来店数の増加

例)ECサイト
サイト経緯で商品の販売を行いたい
コンバージョンもしくはトラフィック

例)最近できたブランドを認知したい
ブランドの認知アップ

Facebook広告セット作り方①


・Traffic
誘導する場所を決めることが出来ます。
WEBサイトの他、アプリやメッセンジャー、whatsappにも誘導が可能。

・ダイナミッククリエイティブ
クリエイティブ選択の場面で様々な画像、動画を一気に試すことができて、
画像やテキストの最適化がしやすいです。

・クーポン
何%OFFなどのクーポン発行可能です。

・予算と期間
開始日時と終了日時、それに伴う予算も設定可能です。
予算設定と1日設定と通算設定があるが、通算設定を選択すると、
設定した期間内に消化してくれるようになるのでオススメです。

Facebook広告セット作り方②


配信するターゲットを決めます。
ターゲットの設定の仕方を間違えると配信成果に大きく関わってくるので重要なポイントです。

・基本設定
地域:海外も設定可能
年齢:13歳~65歳まで1歳単位で設定可能
性別:男女
言語:日本語などの言語設定可能

・メイン設定(3パターン)
①カスタムオーディエンス
②類似オーディエンス
③セグメントオーディエンス

Facebook広告セット作り方③


セグメントオーディエンスの作り方をお伝えします。
基本的には興味・関心がセグメントしやすいです。

設定するポイントとして、設定横にある潜在リーチ数が少ないときは、詳細ターゲットを拡大するとリーチ数が増えます。(クリック単価の低下につながる)
ちなみに経験則ですが、実際にリーチできるのは、潜在リーチの3分の1程度だと思ってください。

例)飲食店(焼肉)
焼肉・ステーキ・和牛など

例)エンジニア会社の採用
C++・C言語・JAVAなど

Facebook広告セット作り方④


・配置
自動配置の設定がおすすめ
全配置で成果の良いところに配信されるので最適化されやすいです。
・配置を編集
決め打ちで配信を行うことが出来ます。
(Facebook、Instagram、メッセンジャーなど)
・最適化と配信
基本はデフォルト設定で良いです。
・広告配信の最適化
トラフィック→リンククリックもしくはランディングページビュー
コンバージョン→コンバージョンもしくはランディングページビュー

Facebook広告の作り方①


・アイディンティティ
Facebookページの設定/Instagramアカウントの選択が出来ます。
・広告の作成
広告の表示の仕方を選ぶことが出来ます。
カルーセル:動画または画像を複数並べて表示させることが出来る
コレクション:動画と画像を上下に左右に組み合わせることが出来る。
フルスクリーンのモバイルエクスペリエンス:
Facebook広告内でLPのように表示をすることが出来ます。

Facebook広告の作り方②


・メディア
配信するクリエイティブを選択する場所
画像や動画などを設定できます。
・メインテキスト
配信する広告文を設定する場所
10000文字程度まで入力可能らしいです。。。
・見出し
画像の下に表示される見出しを設定する場所です。
・説明
見出しの下に表示される場所です。

Facebook広告の作り方③


・リンク先
広告のリンクを指定することが出来ます。
・ディスプレイリンク
たまにWEBサイトURLが短縮されて表示されることがある。
その時のために正式なURLを設定することでURLが固定されて表示されます。
・コールトゥアクション
ボタンを設定することができます。「詳しくはこちら」「登録する」など設定可能です。
・言語
日本語以外の言語を表示することが出来ます。

まとめ

Facebook広告の概念から設定方法までお伝えしてまいりましたが、設定の方法を覚えるのではなく、概念を理解することが重要です。

概念を理解するためには、百聞は一見にしかずでやってみることが大事です。まずは、実際に配信してみて配信結果を見て改善することが重要です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次