はじめに
店舗ビジネスを営む方であれば、Googleマップ、およびGoogle検索を集客に役立てたいと考えている方は多いのではないでしょうか?
すでに運用されている方も多いでしょう。
今回は「Googleマップを使って集客力をアップ!」というテーマでGoogleビジネスプロフィールの運用を通してやるべきことをリスト形式でまとめていきます。
各項目の詳細は個別の記事も併せてご確認いただけると良いかと思います!
Googleマップの集客とは?
前提として、Googleマップで集客できている状態とはどのようなことを指すのでしょうか。
こちらは、「下北沢 イタリアン」と検索した際に表示される検索結果の画面です。
結果一覧にはグルメサイトやお店のホームページが並びますが、その上部にこのようにGoogleマップの画面が表示されます。上位3位までは検索画面に直接表示されるので、かなり露出度が高いといえます。
「その他の場所を確認する」をクリックするとGoogleマップの画面に移動し、4位以下のお店が表示されます。
「店舗情報を適切に設定して、Google検索やGoogleマップでの検索の露出を増やしお客様を増やす」
このことをGoogleマップを活用した集客で「MEO対策」と言われています。
※Googleからは公式にMEO(Map Engine Organization)という言葉は出ておらず、SEOの言葉を使って勝手に付けられた名称です。
Google公式ページに書かれていること
Googleビジネスプロフィールの公式ヘルプページを確認すると、ビジネスプロフィールのアカウントを取得した次のステップが、ビジネスをさらに成長する方法として紹介されています。
オンラインでの宣伝効果を高める
https://support.google.com/business/answer/6337473?hl=ja&sjid=16183167497790428533-AP
1.ビジネス情報を最新の状態に保つ
ビジネスに関する情報に変更があった場合は、プロフィールに変更内容を反映する。
定期的に更新することでユーザーに正確な情報を届けられます。
2.プロフィールの質を高める
プロフィールの内容を更に充実させる。
具体的には、「写真の投稿」「クチコミの活用」「商品の追加」「分析レポートの活用」「広告掲載」などです。
3.Googleのローカル検索結果のランキングを改善する
Googleは、「関連性」「距離」「視認性の高さ」の3つの要素を総合的に評価してローカル検索のランキングを決定しています。
検索アルゴリズムの詳細は明かされておらず、公平なランキングシステムが維持されるとしています。
集客効果を高める!具体的な運用方法
それでは、これらのGoogle公式ヘルプに書かれていることを達成するには具体的に何をすれば良いのでしょうか。
ここからはリスト形式で順番にご紹介しますので、ぜひ実際の運用に役立ててください!
まずは必須のオーナー確認
これからご紹介する運用を実践するには、すべてプロフィールのオーナー確認が必須です。
また、プロフィールを予期しない書き換えや乗っ取りのリスクから守るためにも是非オーナー確認は初めに済ませておきましょう。
オーナー確認の方法はこちらの記事で詳しくご紹介しています。
プロフィールの基本情報は正確・最新に
プロフィールのオーナー確認が済んだら、店舗の基本情報を設定しましょう。
店名、住所、電話番号、営業時間などの顧客に最低限必要な情報が正しく入っていれば、一定の信頼性が得られ、集客効果が見込めます。
情報が変更・更新した場合は随時更新しましょう。
店舗情報の編集についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
写真を追加して魅力をアピール
写真を投稿するのも効果の高い施策のひとつです。
Googleも先のヘルプページの記載で写真を投稿する効果について言及していますし、何よりお客様にお店や商品のイメージを分かりやすく伝えることができます。
また、Googleの機能は日々アップデートしており、クチコミから関連写真を表示したり、逆に投稿された写真から関連クチコミを表示する仕様になっています。
そのため、ユーザーが写真を目にする機会が今後増えていくでしょう。
写真の投稿方法については下記記事で詳しくご紹介しています。
積極的な情報発信
「最新情報を追加」という投稿機能でビジネスのリアルタイムな情報を発信すると集客に効果的です。
最新のお知らせやイベント告知、おすすめ商品などの発信に活用できます。
また、投稿の内容は店舗情報としてGoogleが関連付けるので、検索表示の改善に効果が見込めます。
来店の決め手!クチコミ対策
クチコミ対策はGoogleマップでの集客において最重要といって良いほど、影響が大きいです。
来店する際にレビューを判断材料にしているユーザーは多く、クチコミへの返信でお店に対して好印象を持ってもらうこともできます。
また、ユーザーにとってだけでなく、Googleにとってもクチコミの件数や評価内容は1つの大きな評価項目であり、表示順にダイレクトに影響する要素になります。
重要であると同時に、クチコミに対しては厳しいガイドラインが設けられており、これを遵守しながら運用することが重要です。
動向を知る 分析レポートを活用
ビジネスプロフィールのオーナーになると、「パフォーマンス」と呼ばれるアクセス解析レポートを利用できます。
自分の店舗が、どのくらいのユーザーに見られていて、どのような目的での検索で表示されたのかなど、様々なデータを見ることができます。
顧客のニーズに合った発信をしたり、店舗が力を入れたいアイテムを積極的にアピールするなど、今後の集客対策に役立てることができます。
盲点!ガイドラインは絶対に守る
Googleはビジネスプロフィールの運用に関して詳細なルールを設けています。
ガイドラインに違反する施策を行えば、「該当内容の削除」「一時的な機能停止」などの措置が行われることがあります。
最悪の場合、プロフィールが停止され、再開するためには再度の認証が必要になります。
Googleからの評価が下がることによって、表示順にも影響が出ると考えられます。
プロフィール停止からの回復は2回を限度としており、2回停止されたプロフィールはそれ以降検索結果に表示される可能性が下がると言われています。
これはかなり大きなペナルティです。
正しく運用している、優良なプロフィールを高く評価する仕組みになっているので、ルールを守って運用することは重要です。
Google以外の情報も充実させよう!
Googleビジネスプロフィールの情報を整えるのと同時に、ホームページやポータルサイト、SNSなどの外部情報を充実させると、集客効果がアップします。
例えば飲食店であれば、食べログの評価やクチコミを参考にして来店を決める方は多いでしょう。SNSやブログで実際に来店したお客様に紹介してもらえれば、客観的な評価としてお店の信頼度が増します。
また、検索効果の面からも確かなメリットがあります。
Googleはウェブ上のあらゆる情報を参考にして紐付けし、お店の評価を行い、検索表示に反映させています。
お店側が発信している情報と同時に、一般ユーザーがブログやSNSなどでお店について言及した内容もGoogleは参考にしています。
お客様の来店動機となるような情報や、お店が力を入れたいサービスなどをこれらの外部サイトに掲載して、お店の魅力を発信しましょう。
Google がビジネス リスティング情報を入手する方法と、それらの用途
https://support.google.com/business/answer/2721884?hl=ja&sjid=16183167497790428533-AP
意外と簡単 インバウンド対策
Googleの自動翻訳機能は日々進化しており、今やクチコミをはじめビジネスプロフィール内の多くのコンテンツが多言語に自動翻訳されます。
それもあって、Googleビジネスプロフィール内で行うインバウンド設定は意外と簡単にできます。
お金や手間をかければより本格的なインバウンド対策はできますが、世界的にもGoogleのシェアが圧倒している今、ビジネスプロフィール内で設定できていれば、最低限の対策としては十分といえるでしょう。
外国人顧客を取り込みたいお店の方は、プロフィールの操作に慣れてきたらぜひ設定を行っていきたいです。
具体的な方法は以下の記事でご紹介していますので参考にしてください。
広告掲載も可能
より集客効果を高めたい場合は、広告を掲載することも可能です。
こちらは有料のオプション機能で、クリック課金制で広告がクリックされた時に料金が発生し、設定した予算に応じて広告の表示頻度が決まる仕組みになっています。
キーワード選定や予算管理を適切に行うことで、関心のあるユーザーへ直接アプローチすることができます。
オンライン広告でより多くのお客様にアプローチ
https://support.google.com/business/answer/7025532?sjid=16183167497790428533-AP&hl=ja
【さいごに】お客様目線を忘れない
ここまで、テクニカルな運用方法をご紹介してきましたが、全ての運用を通して「お客様が欲しい情報」を提供することを是非意識していただきたいです。
露出が増えれば来店のチャンスが増えますから、対策をするからには検索の上位に表示されたくなるのは自然です。
しかし、上位表示を目指すあまり技術的なことに意識が向いてしまい、肝心なお客様目線が疎かになってしまうこともあります。
一時的にランキングを上げるような施策はガイドライン違反につながることもあるので、長い目で見たら効果的とは言えません。
「地道にコツコツ、正直に」運用することでお客様に信頼され、Googleからも評価されるプロフィールとなっていきます。
ぜひ、ひとつずつでもできることから取り組んでみてください!
弊社では、Googleマップを含む店舗ビジネスに特化したWebマーケティング事業を行っています。
MEO対策で困っている、店舗運営が忙しくてWeb対策まで手が回らない、もっと集客力をアップしたい!そんなお悩みを持つ店舗オーナー様は是非お気軽にご相談ください。